斯く語りき

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小沢一郎氏は国民に向けて箴言と挑発をしている🤔

2020-09-24 23:45:00 | 政治関連
小沢一郎氏の呟きの中に必ずといってよいほど書かれているのが【最後は国民次第】という言葉。現役の政治家で国民に向けて斯様な言葉を用いているのは小沢氏くらいではないかと思う。本来ならば公正中立を掲げるメディアが棄権率が高すぎる現状を嘆き叱咤せねばならぬことを政治家がやっている。



とても真艫な光景ではない。メディアも国民も恥ずかしく思わなければならない話。

これから先の日本にあるのは“破滅か茨の道を歩むか”の2択しかない。





それを政治に置き換えれば与党を選ぶか野党を選ぶかになり、その最大の鍵を握るのが国民(有権者)になる。勿論、どちらを選択しても厳しい状況には変わりはないけれど、まだ茨の道を歩む方が希望がある。破滅を選べば文字通り明日がなくなってしまう。戦後100年もしないうちに、これだけ世界が戦争という手段を選ばず外交努力をする中で勝手に破滅となれば、地球史の中で永遠に笑われるだろう。

だからこそ国民は政治と真正面から向き合い、この道が間違っていると思うならば正す必要があると小沢氏は言っていると想像するのだけれど、すっかりメデイアから悪のイメージを刷り込まれてしまった故に国民が聞く耳を持とうとしない。

政治の世界に長く君臨し裏も表も知り尽くした小沢氏だからこそ言える箴言に耳を傾けなくて、いったい誰が国民に目を覚まさせる様な言葉を投げかけるだろうか。このままの状態が続いて破滅しか歩む道がないと知った時には時既に遅しなのに。

他方で小沢氏は国民を挑発しているとも受け取れる。



与党と野党しか存在しない中で誰も選ばないという選択肢はなく、如何なる結果になっても国民は受け入れなければならない。もし現状を打破できるだけの胆力を持つ人が存在するなら是非とも出て来なさい、それが自分よりも優れているのであれば潔く政界から身を引きましょうと挑発していると思う。

小沢氏も齢78。もう豪腕を揮うだけの若さはない。然し乍ら、未だに政界に君臨する胆力は相当なもの。そんな彼に最も近いのはれいわ新選組の山本太郎代表くらい。今から1年以内には任期満了を含む解散総選挙がある中で、山本代表に匹敵する経験値と実力、思う様にメディアが採り上げない中でも凹まずに日々訴え続けられる胆力を持つ人物がいるだろうか。

小沢の時代じゃない、山本太郎になんて任せられるかと思う人も沢山いるけれど、そう思うならば貴方たちが今までの政治とは違うものを見せるべきで、何もせずに文句ばかり言って恥ずかしくないんですかと思う。



どう見積もっても今から立ち上がるには間に合わず、現状の選択肢の中から選ばねばならない。その結果がどうなっても国民が決めたことだと自覚しなければならない。その胆力が小沢氏から試されていることにも気が付かないといけないのだが……🙄。