昨今の国会議員の歳費削減を巡り、あの橋下徹氏が噛み付いたことで彼に対する総理待望論が沸き起こっているといいます。相変わらずの手前味噌といいますか、身近で知っているだけの人間を推したがるのは日本人の悪い癖ですね。
よ~く思い出して下さい。
そもそも彼は大阪府を大阪都にするべく維新の党を結成し政治の世界に殴り込みをかけてきたのですが、その結果が出ていますか? 何も出ていないじゃありませんか。食い散らかすだけ食い散らかして於いて、ちょっと風向きが変わったからといって手を引っ込めて高みの見物を決め込んでいる人物ですよ。
そんな人間に国政のトップなんて任せたら本当に日本は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と同じ“ならず者国家”へと転落しますよ。
よ~く考えて下さい。
これからの日本がやらなければならないのは現在の政権を退陣させて軌道修正を図ることです。そもそも平成に入ってから始まった経済崩壊が30年も続いてしまったんですから、まずはそこから手を付けなければなりません。
単純計算で、その立て直しだけで半世紀は要するでしょう。一朝一夕で片付く問題ではないんです。流通を立て直し、お金の流れを立て直し、すっかり国民に根付いてしまったデフレ意識を変えなければなりません。
また、それと同時に世界に対する信頼回復を始めなければなりません。今回の件で日本の信用はガタ落ちです。辛うじて輸出入は許してもらえていますが、本来ならば兵糧攻めされたって何ら不思議ではないんですから。
自国の経済と意識を立て直し、同時進行で国連を通じて世界からの信頼回復に努め、更には未だに適用されている【敵国条項】を削除してもらい且つ常任理事国に入る努力もしなければなりません。これを片付けるだけでも2~300年は余裕でかかるでしょう。
とにかく無駄な時間は一切ないんです。そんな時に再び極右の人間をトップに立てるなんて選択をしたら世界は狂気の沙汰と感じ更に奇異な目で日本を見ます。否、そこに改憲が入ったら潰しにかかるかもしれません。
以前にも書きましたが、どれだけ日本が威張り散らそうが、その肝(きも)は世界が握っているんです。世界が輸出入をストップしても持ち堪えられるんですか? 現時点でさえマスクひとつ満足に自国で賄えない国が世界に対して何を根拠に威張れるんですか?
況してや国連の枠組みにある国ならば、国連が定める憲章に則った立場を保たねばならないんです。それを無視すれば、本当に次はないんですよ😩 。