あれだけ世間を騒がせていた京都市長選挙も蓋を開けてみたら現職の再選で幕を下ろしました。かなりの“曰く”がある現職に対して有権者が如何なる判断を下すか見ものでしたが、それ以前の段階で勝負がついてしまいました。京都市長選 現職の門川大作氏 4回目の当選確実https://t.co/VpBPUQZuDR
— NHKニュース (@nhk_news) February 2, 2020
気になる投票率は40.71%で、有権者の過半数にも満たっていません。約60%の有権者が棄権したことになります。ここから捉えれば、現職が勝ったというよりは棄権者が多数を占めたことの『敵失』で再選されたといえるでしょう。逆に候補者の福山和人さんは敵失に足元を掬われたといえます。
私の頭の中では40%程度の投票率ではやり直しです。とても民意が応えたとはいえません。やはり最低でも70%はいかないと選挙をした意味がないと思っています。
自分たちの生活と明日に期待が持てぬと云われている昨今に於いて、数々の問題発言や新聞広告での共産党を名指しした見出しなど、その姿勢に疑問符が付く現職を再び選んだとなれば、もう京都市の明日はないといっても過言ではないでしょう。特に若い世代は嫌気が差してどんどんと離れていきます。
確かに京都という土地柄は保守的かもしれませんが、これから先の時代は若い世代が中心となり、どれだけ保守を願っても叶わない場合も出てきます。然し乍ら、それは若い世代が決めたことであり、当然その責任を抱いて舵取りをしていくのです。
ところが、この結果では担う側の負担ばかりが増えてしまってスタートラインにさえ立てません。そうなれば自動的に嫌気が差してしまうのは自然な流れです。
勿論、若い有権者の中にも今回の選挙を棄権した人は沢山いるでしょうから自業自得な面もありますが、40%の投票率で決まった体制を甘んじて受け入れてしまう態度は国民として恥ずべき現実だと思います。
そもそも国政だけが大事な選挙ではありません。自治体の選挙も同じレベルで大事なことなんです。そして如何なる選挙にも“気が抜ける”ものなんてありません。全てが真剣勝負です。どうしてそれが理解できないのか、私は不思議でなりません😩 。