斯く語りき

思ったこと、感じたことを書いています。

老老介護は、僅かなバランス・リズムの崩れが命取りになります

2020-06-24 03:45:00 | 日常部(写真ブログ含む)
私の母親が先月の31日に亡くなったことは既に記していますが、近所に私が住んでいるとはいえ、基本的には【老老介護】だった訳です。

齢85ともなれば、やはり生きていくことが難しくなってきます。勿論、85歳に限らず元気に過ごされている人たちは沢山いますが、それが可能なのは“徹底したサポート体制があるから”こそなんです。

とはいえ高齢者は明日が判らない立場です。どれだけサポート体制があろうとも、ちょっとしたリズムの狂いが一気に生命を縮めてしまうんです。若いうちは多少の生活リズムの狂いも半日~数日休めば回復しますが、高齢者はリズムが安定しているからこそ生きていられるので、その大前提が狂ってしまうと一気に生命が危うくなるんです。

よく『高齢者は骨折でも死んでしまう』と謂われますが、骨折することにより生活リズムに狂いが生じ、それを庇っているうちに別の箇所が悪くなって、あっという間に寝たきりや亡くなるという結果に至ってしまうんです。

私の母親の場合は骨折ではなく転倒による腰部の打撲から始まりましたが、なかなか症状が安定せず、そうこうしているうちに再びベッドから落ちて骨折し、それを庇う間もなく最終的には肺炎※で亡くなりました。この間、僅か2週間くらいでした。
※PCR検査では陰性の診断が出ました。

高齢の親を持つ人は、とにかく如何に安定した生活を送ることができるのか常々考えて下さい。そして1人で抱え込まず、可能な限り自治体を頼って下さい。

ただ、それでも軈て、場合によっては突然に死はやってきます。その時に慌てない様に遺産や遺言、身の回りの整理などをどうするのか真剣に話し合っておいて下さい。とにかくこれらは親が生きているうちにしかできないことなんですから😔