両国広小路と桟敷

吾妻橋から両国橋に向かって隅田川の東岸を下っていくと、
水辺ラインの船着場近くに隅田川のテラスギャラリーがあります。

暇なときに浮世絵を丹念に見て頂くと、
両国の花火の絵が目につきます。

特に両国橋の西詰にあった両国広小路には興味を引かれます。
そこはかつて日に千両を落とすといわれた江戸3大広小路（他は上野広小路・浅草広小路）の１つで、
夏の両国広小路は江戸三千両（魚河岸・芝居町・吉原）に匹敵する江戸文化を語る上で重要な場所だったからです。

桟敷には様々なお店が並び、生き生きととした江戸の町民の生活が描かれています。
京都の鴨川には今でも川床があり、夏の風物詩として欠くべからざるものになっています。
隅田川にも川床ならぬ桟敷の復活を！！

今夏、夢が実現しました。

http://www.sumidagawa-fune.jp/index.html

2010年2月 於 隅田川テラス

2010年2月　於 隅田川テラス