訪問看護師が認可され、オンライン診療が可能になってから看護の現場でもいろいろな事が変わってきています。
医療現場は、今まで病院、医療福祉施設など特定の場所におけるものがほとんどでした。
しかし、在宅看護とコロナの影響でオンライン診療が実現し、特に訪問看護師の需要が急激に求められています。「D to P with N」とは、お医者さんがオンライン上で診察し訪問看護師は患者と同じ場所にいてドクターの指示のもとで医療ケアを行うことを意味します。医療保険が適応になった事でこれからオンライン診療はどんどん増えていくという見解もあります。
訪問看護師が認可されたのは、オンライン診療よりずっと前です。しかし、D to P with N が認められるようになってから訪問看護師の役割がさらに重要になってきました。オンライン上の医師が同席すれば、看護師による医療的ケアが認められるようになったからです。通常の訪問看護師の仕事は、バイタルチェックと呼ばれる患者さんの体調測定をします。体温はもちろん、血圧、脈拍、血糖値などがそれにあたります。他には、褥瘡治療や、点滴、注射なども必要に応じて行うことになっています。
訪問看護は最大で週3回の訪問です。時間も決まっており、訪問看護師は決められたスケジュールで何カ所かの患者を訪問する時もあります。訪問中以外も、看護ステーションと呼ばれる勤務場所では「オンコール」と呼ばれる電話対応も大切な仕事の一つです。
「オンコール」は訪問看護とは異なり、24時間体制で電話応対する当直のような役割で急患が多いため、訪問看護師をしている人でも緊張する人がいるほど責任を感じる一つの仕事です。