4×5判カメラと共に(仮)

トヨビュー45GⅡを中心に、EOS60Dを交えて写真関連の記事を主に掲載していきたいと思います

蛇腹カメラの得意分野

2014年05月25日 | 写真

トップの写真は、デジイチで天鏡閣全景を撮影しました

4×5判カメラでも撮影したのですが、フィルムカメラなので現像をしないと映像が見れません

今回は、4×5判カメラで撮影した画角と同じになるようにデジイチで撮影した画像をトリミングした物で話を進めていきます

逆を言えば、デジイチでも撮影方法を工夫すれば蛇腹カメラで撮影した時のように撮影する事が出来るのです

 

先ずは、普通に建物を撮影したカット

垂直が傾いて建物の上の方がつぼまって写っています

遠近法を考えれば理解できることで、遠くが小さくなるから建物の上の方がつぼまってしまいますね

ピサの斜塔であれば変に感じる事が無いかもしれませんが、この画像を見ると変に傾いている感じに見えます

建物に対して見上げて撮影したからこの様な画像になります

 

蛇腹カメラを意識して撮影したカット

手持ち撮影なので若干のズレは有りますが、垂直水平が出て、建物の傾きが無く撮影されています

蛇腹カメラでの撮影としては、先ず、フィルム面の水平垂直を出す

すると、ピントグラス上には地面が沢山入り、屋根の切れた映像になっている

そこで、フロントライズする事により、屋根部分まで画面に入るように調整し撮影する事になります

 

デジイチ等で縦横を出した撮影をしたい場合の参考に

撮影する場合はトリミングする事を前提として、カメラの水平垂直を出した状態で建物の写したい部分が入るように撮影する

余分な物が写りますが、建物は水平垂直が出て写っているはずです

後からトリミングで余分な部分をカットすれば出来上がり

ポイントは、カメラの水平垂直を出した状態で撮影する事です

ただし、画角の広い広角レンズを使用する事になり、広角特有の歪みが出る場合は有ります

 

デジカメが主流になり、シャッターを押せば写る時代になりましたが、チョットした事でシャッターを押して写ったと言う写真から、撮影者が意図して写した作品に変わります



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