八王子現代家具工芸学校

八王子現代家具工芸学校での生徒達の木製家具の製作過程などの紹介。

クラフトマンシップコース:椅子製作3

2012-08-05 11:29:34 | 生徒制作過程
毎日暑いですね。またオリンピックで眠いですね。
今回は椅子製作の続きです。前回まで椅子の脚と座面の加工でした。
今回は背もたれです。 
その前に今日5日~12日まで1週間学校は夏休みです。13日(月)から通常に開校しております。

クッション材で包むか考えていたのですが、チークのツキ板があったので、
木目を消してしまうのはもったいないかもねと話をして木のままで製作することに決めました。



まずは背もたれの大きさの確認です。図面では分からないボリューム感やバランスがありますので、
仮組みをした後ろ脚と背の支えの部分に仮板をのせて確認中です。



背もたれの芯はシナ合板を曲げて作りその周りにチークを貼っていきます。



シナの周りに貼るリッピングのカット中。角を丸くするので厚めのリッピングを使います。



特殊クランプでリッピングを接着中。
サイド接着後、少し出ているところを綺麗に削り上と下の部分もリッピングを張り付けていきます。



上と下のリッピングはトリマーで下の合板のカーブに合わせて削っていきます。



表面のチークのツキ板の幅が足りないので、付け足すためにカンナでつなぐ部分をまっすぐに削っているところです。





表面のツキ板を貼り付け、綺麗なカーブのチークの背もたれの完成です。




次は座面と脚のつなげです。







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