根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

黒岳 10月24日(金)

2014年10月24日 20時48分30秒 | 山行

                            高塚山(1587m)~天狗岩(1556m) 
                   (有氏登山口~高塚山~天狗岩~今水登山口) 

                          快晴  

※2014年・黒岳紅葉状況速報
  ・山腹の裾が旬で、天狗岩直下「みいくぼ」の樹海は・・・まだ見頃です。
  ・風穴からの登りの樹林帯は見頃を過ぎ、落葉の登路となっています。
  ・大船山北斜面も見頃です。

(行程) 有氏登山口(7:20)→ガラン台→今水分岐(8:50)→大船山分岐(9:25)
        →風穴(着9:30~発9:40)→高塚山 (着10:50~発10:55)→          
     天狗岩(着11:30~発13:00)→風穴(14:00)→今水分岐(14:50)→
          今水登山口(15:30)

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〇日常作業(庭の草取り・山野草の手入れ)と10年振りの車庫兼倉庫の自前での
塗装替え等の繁忙でご無 沙汰気味の山も、
この時季が来ると春の花見(桜)と同じで心浮き立つ…「もみじ狩り」。
 四季がもたらす華やかな彩りを味合う歓びは「巡りゆく人生」への
自然からいただく癒しの褒美でもあるか 
 のように思える私である。(苦笑)

〇今年の熊本の梅雨明けは昨年より13日遅い7月21日であった。
 その後の夏場はカンカン照りの日差しを浴びることもなく雨天日が多く、
8月20日には広島市安佐地区で 
 記録的な豪雨による土砂災害が発生し、気象庁は「平成26年8月豪雨」と命名した。
 9月に入っても日照不足は続き、稲作は「やや不良」と見込まれるている。
 そんな気象推移で今年の紅葉模様はおおいに気になるところである。
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▼九重連山の東端に位置する黒岳は過去4回登っているが、今回は4年振りの
黒岳であるので何故か懐かしさを覚える心地となる。
 (過去の黒岳) 1回目 平成18年、2006.10.23 御池より
           2回目 平成19年、2007.10.31 御池より
           3回目 平成20年、2008.10.25 有氏より
           4回目 平成22年、2010.10.27 有氏より
▼コンクリトの牧野道は苦になるがガラン台から眺める黒岳が魅力で
今水(いまみず)登山口に駐車して、有氏(ありうじ)登山口から登ることとした。
 登山口から約一時間でガラン台に着く。
 正面に大船山東斜面の紅葉を遠望しながら、一本道が続く広い牧野道を
右にカ-ブすると前方に覆いかぶさるような感覚で迫る黒岳の雄大な山体・・・。
 その姿を拝むのも今回で三回目であるがその度に圧倒されるものは威風堂々とした
奥山の風格である。そんな思いでガラン台を離れ、風穴コ-スの登路に踏み入る。

▼大船山・米窪コ-ス分岐を過ぎると足場は岩塊が積み重なる登路に変わり
岩頭を踏み歩いて風穴に着く。
 風穴からの急登は、ほぼ直線コ-スで、難儀するガレ場の約一時間の登りである。
 高塚山を経て、巨岩が累積する岩場を必死によじ登り天狗岩に立つ。
 頂上は多くの登山者が憩い、思い思いの岩頭を位置取りして座っている。

▼風もなく絶好の秋日和で飽きることのないこの眺め・・・・。
 対岸の高塚山や大船山そして遠望の平治岳があたかも紅葉の海原に浮かぶ
島のような錯覚にはまる、紅葉景観・・・・。
 天狗から見下ろす紅葉は広大なスケ-ルで見渡せて、
まさに天下一品の美観であろうと思える。
 そんな景観を堪能しながらランチタイムと昼寝を含め、
ゆつたりと一時間半を過ごして下山した。

▼下山路で楽しみにしていた「前セリ」付近の谷筋から眺める黒岳山腹の
斜陽に映える紅葉はあいにくの曇りで期待にはずれた。

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 [県道669号線・久住・ガンジ-ファ-ム牧場付近から、朝陽に映える久住山麓を望む]                             

 [雄大な山体を擁する黒岳を、ガラン台から望む]

[風穴からの上りの登路で対岸の大船山の紅葉を望む]

 [高塚山から天狗岩(右)を望む]

 [高塚山より北大船山(左)・三俣山(中)・平治岳を望む]

 [天狗岩から北船山・平治岳・高塚山(右)と海原のように広がる紅葉を眺望する]

[天狗岩にて]

[天狗から紅葉の樹海と高塚山(右)・平治岳・北大船山を堪能する]

[天狗から対岸の大船山北斜面とみいくぼの紅葉を望む]

 [天狗から対岸の大船山北斜面紅葉をズ-ムで見る]

[風穴に下る登路沿いの、もみじの絨毯]

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(2014.12.27 加筆)

コメント

可愛岳 7月24日(木)

2014年07月24日 22時18分00秒 | 山行

                              可愛岳(えのたけ・727m)      
                                            晴れ
           *可愛岳への地図(Yahoo地図検索) 

(アクセス)  往:宮地(発5:00)→三重(6:00)→西郷資料館駐車場(6:50) =走行距離97KM
           復: 駐車場(発14:20)→延岡市内→高千穂→波野→宮地 =走行距離105KM

(行程) 南尾根登山口(発7:10
)→水飲み場(着9:00)→北尾根ル-ト分岐
         (着9:55)→前屋敷→可愛岳頂上(着10:45~発10:50)→前屋敷(11:25)→
         烏帽子岳(着11:50~発12:35)→林道出合(着13:00)→ 駐車場(着14:15)

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〇ゴ-ルデンウィ-クは、祖母山の「アケボノ観賞登山」という登高意欲も、
 打ち捨てて「阿蘇山野草展」に没頭・・・。
 お陰様で、私の即売品は112点に及び、好調にて終了した。(苦笑)
 山野草展が終わると来年度用の出品物の手入れが忙しくて「ミヤマキリシマの観 
 賞登山」も出来ず始末となった。
 そんなアレコレで「三国山」登山以来の3.5ケ月振りの山行である。
〇次回、登る山として徹爺さんに希望していた可愛岳への誘いが、梅雨明け
 (7/21日)を待って電話があり今回の山行となる。
 可愛岳を希望した私なりの事由が二つ有った。
 ①比叡山・千畳敷展望台の案内板に「比叡山を含め、行縢山、可愛岳から
  連続してくる筋状の山の連なりです。この山の連なりは環状を呈し、
   地質用語で環状岩脈と呼ばれています。(略)」 と説明されている。
  いわゆる可愛岳は大崩山群を形成する花崗斑岩・環状岩脈の最東端に位
  置する山岳となるので、どんな山容を持つ山かを見届けたいという気持ち 
 ②西南の役「和田越の決戦」後の薩軍敗走路となる可愛岳突破の史跡の山 
   を歩きたい・・・・。という興味にひかれた。
 [比叡山・千畳敷展望台の案内板]
 
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 [「分県登山ガイト」より転写]                 [西郷資料館前に建つ案内板]
                    P1050228

 

 

 

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▼可愛岳突破の出発点となつた桐野利明の宿営地跡(岡田宅)を右に見て、
 薩軍敗走路なる「可愛嶽突囲戦薩軍登山口(南尾根ル-ト)」に取りつく。

[正面の尾根裾が登山口で右の邸宅が桐野利秋、宿営の地]
P1050230_2S

 

 

 

 

 


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             [薩軍突破路なる南尾根を辿る]

P1050232Photo_4

 

 

 

 

 



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[登路から望む可愛岳(左)と烏帽子岳]     [遠くに見える可愛岳~烏帽子岳の稜線]
P1050233P1050234

 

 

 

 

 

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▼緩やかな登りが淡々と続き、展望も余り無い・・・・。
 ひらべ山(197m)分岐を過ぎ、杉林を通りぬけ山腹から尾根筋に上がると
 一か所だけ延岡市街や日向灘が見えたが、その後も山頂部までは展望の
 無い登路であった。
▼今日の天気は何しろ蒸し暑い、梅雨明け直後の天候のせいであろうか・・
 天を仰いでも照葉樹林の「葉っぱ」の先端さえも「ゆらり」ともしない無風状態
 ・・・・。首筋と肘の裏側から溢れ落ちる汗はタオルを濡らす・・・・。
 汗ふきに没頭しながらの歩きとなり登路の行程把握は希薄気味となる。
▼登山口から約2時間、雑木林の登路に沢音が聞こえ、清流がガレ斜面から
 湧き出し、小川を作っていた。
 沢に降りるには微妙な位置関係になるのでそのまま見過ごしてさらに進む
 と、すぐに登路正面に巨岩が立ちはだかり、プレ-トには「水飲み場」と書か
 れている。
 巨岩の基部には、岩崖から飛び散る清流が爽やかな音を立てて趣のある小
 渓流をつくり、涼感あふれる憩いの場となっている。
 顔を洗い、喉を潤し、徹爺さんのバナナを頂き、一息入れて、去り難い「水飲
 み場」を離れる。
▼登路は道標に従い右に進み、水場の巨岩を巻くようにして岩崖に懸けられ
 た太い麻ロ-プわ掴み、水場の上流部へと進む。
 涸れ沢を渡渉した地点で登路を見失う。
 ガレ場であるので踏み跡が判り難い・・・。
 涸れ沢に戻り、地形状況から判断して涸れ沢を遡上するとすぐに巻きテ-プ
 を見つけ、涸れ沢のガレ場を直登気味に歩くことおおよそ5分位、その後は
 照葉樹林の急坂をジグザクに登り上げ北尾根ル-ト分岐に着いた。
 
[登山口から約一時間、清々しい植林帯を歩く]   [水飲み場を過ぎると急登が続く]
P1050236 P1050240

 

 

 

 

 


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▼分岐から左にフラツトな道を歩き「前屋敷」にザックをデポして頂上を目指した。
 前屋敷からは段々と傾斜が増し、稜線直下の樹林帯の登路には道順案内
 のためと思われるロ-プが張られている・・・。
 稜線に上がり、急登の尾根を左に登り詰め、前屋敷から約20分で山頂部に
 上がった。
▼展望は一気に開け、汗の疲れを忘れ、花崗岩と思われる小岩峰「鉾岩」の
 基部から日向灘方面の景観を満喫・・・。
 山頂部の岩塊や小岩峰の岩陰を通り、主稜線筋の緩やかなアップダウンを
 西進して鉾岩から約15分で山稜の西突端に位置する
可愛岳頂上(2等三角点)に至った。
 距離の長い(ガイドブックでは4km) 登路と且つ、低山(727mk)ではあるが登山
 口の海抜が10m位と思われるので大まかに700m位の高低差を持つ山で、
 登山口から休憩を含めて3時間30分の長い歩きであった。

[稜線上に座す鉾岩]                             [可愛岳頂上]
P1050247P1050249

 

 

 

 

 

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▼頂上からの展望は、山と海そして川が織りなす風景が楽しまれ、北の遠景
 に大崩山地、西の近景に行縢山、南の眼下に日向灘と延岡市内を流れる
  下る北川・祝子川・五ヶ瀬川・大瀬川の河口が望まれた。
 ただし、あいにくの霞で視界の透明度は良く無い・・・。
 西郷軍の可愛岳突破の登りのル-トは判ったが、可愛岳から祝子川への敗
 走路はどんなル-トを辿って下山したのであろうか? 興味が大いに湧くとこ
 ろである・・・。
 そんな思いを残して、風も無く、とにかく暑い頂上を後にした。

[西方向に行縢山]                        [北西方向に大崩山・木山内岳]
P1050253 P1050257

 

 

 

 

 

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[眼下に流れる北川]              [可愛岳頂上から延岡市内と日向灘を望む]
P1050255_2 P1050256

 

 

 

 

 


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▼復路では、稜線から前屋敷に下る地点で右に分岐すべき所を見過ごして尾
 根筋を下り、引き返すこと10分弱のロスタイムの始末であった。
▼北尾根ル-ト分岐を直進して山腹を緩やかに鞍部に下り、登り返しの尾根
 筋で「山姥の尾」のプレ-トを左に見て、樹林帯を登ると分岐から約20分で
 烏帽子岳頂上(4等三角点)に至る。
 頂上といつても頂上らしからぬ登路上の尾根ピ-クのようなものであった。

                [烏帽子岳頂上にて]
P1050270_2 P1050271

 

 

 

 

 


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▼頂上の小広場は南側が切り開かれ展望テラスとなっていて、断崖絶壁の眼
 下に西郷資料館駐車場に停めている私の車もハツキリと見え、蛇行して流
 れる北川と日向灘が広がっている・・・。
▼今日初めて感じる微かな風を涼として小広場で昼食を取り、ゆったりと過ご
 した。
[烏帽子岳頂上から眼下に北川と駐車場の私の車も見える]      [南尾根の登路を振り返る]
P1050266 P1050267

 

 

 

 

 

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▼山稜の西の突端が可愛岳頂上とすれば、東の突端にあたる烏帽子岳頂上
 を後にして東へ下り、山腹の北側を歩き烏帽子岳頂上から25分で林道と出合う。
 林道を横断して舟をイメ-シ゛させる岩塊「鬼の舟」を確認して
道標に従いさらに尾根を下る。
▼登路は照葉樹林の中を緩やかな傾斜を下って行くが、ゴロゴロ石の地面に
 は小枝が散乱し足場が悪い・・・・。
 「登山者が少ない」のであろうか、踏み習わせていないようである。
▼裾野近くになると登路はU字状の窪地を歩く場面があるが、雨水で洗われ
 た地面は石が剥き出しとなり、滑りやすく、足の運びに注意を要した。
▼左下に民家や日豊線の線路が樹木越しに見えて来ると、傾斜も緩み庚申
 塔や宮内庁の立札と「可愛山稜傳説地」と刻まれた石柱の御前を通り、集落
 の里道を抜けて烏帽子岳から約1時間40分で下山した。

[俵野集落から可愛岳・烏帽子岳を振り返る]     [西郷資料館駐車場にある案内板]
P1050280 P1050281

 

 

 

 

 

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〇とにかく今日の可愛岳は無風状態で暑かった。
 これまでの山行で一番汗をかいた山であつたであろう・・・・。
        ( 宮崎日日新聞社記事より)
             「宮崎県内は24日、高気圧に覆われ、沿岸部を中心
              に各地で気温が 上がた。
             宮崎市赤江では全国1番の暑さ、37.4度を記録した。」
〇帰路では、阿蘇から延岡市内に嫁がれた徹爺さんの同窓生宅に立ち寄る。
 下山後の汗臭い服装であつたが、案内されるままマンションにお邪魔して、
 弾む二人の語らいと日向灘・延岡駅付近の家並みを眼下に見ながら名残惜
 しい時間を過ごし、高千穂経由で家路に着いた。

(終わりに)
今回の山行で関心を持っていた二点については、
①比叡山のような花崗斑岩の山肌を期待していたが、それを見ること無く終
 わった。山頂部の小岩峰や岩塊は存在していたが・・・・。
②「薩軍・可愛岳突破の史跡の山」に関しては、
 「田原坂の戦い」は肥後人として大まかな事は知り得ていたが、西南戦争最
 後の決戦となった「和田越の決戦」については恥ずかし事ながら私が初めて
 知るヒストリ-であつた。
 その敗走路となる可愛岳突破の歴史の路を辿ったことで興味が益々深まり
 帰宅後、ネット情報にて西南戦争の歴史を学ぶ日々が続いた次第であった
   [ 参考にしたサイト ]
      ・「西南戦争の部屋・西南戦争17、延岡の攻防」
      ・「西南役余話・可愛岳」
      ・「宮崎県の史跡(県北編)・居酒屋なんじやろう」
      ・「西郷隆盛のホ-ムペ-ジ・敬天愛人」
      ・「アソペディア・西南の役(阿蘇谷の攻防と滝室坂の決戦)」

 (ネツト情報での学習メモ: 主に可愛岳突破前後の薩軍の行動)
明治10年
2月15日、鹿児島を起ち、熊本鎮台のある熊本城に向かう。
   22日、薩軍は熊本城総攻撃をかける。
3月 4日、田原坂の激戦(3月20日薩軍陥落)
4月10日、薩軍の一隊は、阿蘇坂梨村に入り「大黒屋」を本陣とした。
          (大黒屋は女房の親戚筋になるので敢えて付記した)
  13日、阿蘇「滝室坂の決戦」←(HP「坂梨校百年史・滝室坂のたたかい」)
            
            ↓ 
8月15日、薩軍(3.500人)延岡稲葉崎「和田越の決戦」で官軍(前線に35.000人)
      を総攻撃し、正午頃に敗れ、俵野の児玉熊四郎宅に本営を置く。
  16日、西郷は党薩諸隊に対して解散布告令を出す。
  17日、夜10時に児玉熊四郎方を発して可愛岳に登り始める(総勢600人)
  18日、明け方(午前4時頃)前軍が頂上近くの稜線「中の越」に到達し、
      中軍・後軍の到着を待って、北斜面に野営している政府軍に下山突
      撃を敢行し、この日は祝子川上流の和久塚・地蔵谷で野営。
  19日、祝子川の第二包囲戦を破り、西郷は上祝子の小野熊治方に泊まる
  20日、大崩山と鬼の目山の間「鹿川越」を通り、鹿川村~中村村(現在の    
      日之影町)と抜け、
  21日、岩戸から高千穂町三田井へ到着。
  22日、西郷軍は鹿児島へ向けて南進を開始、五ヶ瀬~米良~上槻木~
      小林を経て、
            
            ↓
9月01日、官軍の守備隊を撃破して鹿児島に潜入した。
  24日、 官軍の城山総攻撃で、西郷軍は全滅する。

※ 可愛岳「えのだけ」という難解な呼び名の由来について 
    (HP・「笠沙の岬(愛宕山)」の記事から抜粋したものです。)
・高くそびえる可愛岳の頂上にある「鉾山」といわれている所を御陵墓であっ
 たとし、山腹に社殿を営んでいたこともあった。しかし、人々の参詣に不便な
 ため、さらに社殿をふもとの「江」(可愛)という里に移し、「可愛山陵大権現」
 とあがめて奉仕してた。
      (明治15年「可愛神社并御陵墓伝説地に於ル沿革」)
・可愛村は、今は俵野村と合併して存在しない。
 地勢をみると、可愛山東面から3筋の尾根が延び、中央の地は字で
 「可愛良」、山は可愛山とも「エン嶽(えんだけ)」とも呼んでいる。
 「エン」は、可愛の地方なまりである。
 このことは、日本書紀や延喜式に見える「可愛(え)」地名が明らかに存在し
 ていたことを示し、諸書の記述とも符号する。
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(2014.09.16日 加筆)

コメント (2)

鹿嵐山  11月26日(火)

2013年11月26日 22時59分03秒 | 山行

                    鹿嵐山 (かならせやま・758m)  

2013年(平成25年) 11月26日(火)     晴・少々風あり           (文字サイズは「」が最適
            * 鹿嵐山への地図 ←(Yahoo地図検索) 
(アクセス) 宮地(発7:30)→小国R387号→川底温泉(着8:25)→豊後森(着8:35)→R387号/県道
      664号・院内町円座交差点(着9:20)→第二登山口駐車場(着9:35)  (走行距離99km) 
(行程) 第二登山口(発9:50)→雄岳分岐(道迷いロスタイム10分あり・発10:40)→雄岳頂上
     
(着11:50~発12:55)→鞍部 (13:05)→雌岳頂上(着13:15)→
     鞍部・中央下山口(発13:25)→中央登山口(着14:05)
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〇「かならせやま」という山名、嵐を「ならせ」と読む、面白い山名である。
 由来を調べたが知る得るものが見当たらない・・・。
 徹爺さんが15年前に登られた山で、現在の体力でも消化出来る山として選定された山で、
 私の初めて知る山である。
 英彦山山地の犬ガ岳には登ったことがあるが、耶馬溪山地に踏み入るのは初めてである。
〇小国から387号線に入り温泉処の川底・宝泉寺・壁湯を通り、玖珠盆地界隈の特徴ある幾
 つかの山姿 (メサ「テ-ブル状の台地」や ビュ-ト「孤立丘」) を車窓からチラチラと遠望し、
 宇佐市方面に走る。
〇「道の駅・くす」を通り過ぎて10分位走ると写真撮りしている一人の男性を見かけたので路
 肩に停車して風景を眺めた。
 クヌギの黄葉で埋まる谷に屹立する奇岩群、その遠景に鹿嵐山の双耳峰の山姿が見事に
 映え、今から登る山の雄姿を拝み鹿嵐山への魅力と期待感が高揚した。
 (帰宅後、ネット検索「よかとこBY」で調べると椎屋耶馬溪の「谷河内の景」と思われる。)

[R387号線から眺めた鹿嵐山の遠望:前景は「谷河内の景」と思われる]    [ズ-ム撮影]
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〇更に国道387号線を走り、院内町円座交差点で左折して県道664号線に入り第一登山口、
 中央登山口を見過ごして第二登山口駐車場に着く。

[県道664号線・院内町から鹿嵐山を仰ぐ]    [かならせ茶屋入口に建っているの案内板]
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▼駐車場から道標に従い広いジャリ道を歩き、登山口の落ち葉を踏み植林帯に入る。
 駐車地から20分も歩けば尾根に上がり、地蔵分岐となるT字路に至った。
 「万里の長城」と記された道標に従い、左に進み木立の林を緩やかに登って行くと直ぐに視
 界が広がり台地広場となっていた。
▼奇妙な造形の小岩峰や岩屏風が不揃いに立ち並び断崖を作って、その基部は浅い谷を形
 成している。
 この特異な地形は浸食作用で周囲が陥没して出来た奇峰・奇岩の台地広場となったのであ
 ろうと推測した。
▼案内板等の標識は無いが多分この場所が耶馬溪66景の一つ「地蔵の景」(←「洞門.com」)
であろうと思われた。
 しばし、その景観を楽しんだ後、痩せ尾根の岩稜を一旦下り、自然林の中の登路を進む。

[第二登山口をスタ-ト]                     [万里の長城と称される景観①]
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[万里の長城と称される景観②]]               [奇峰群の岩壁に群生する岩松]
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▼雄岳(鹿嵐山)を見上げる山腹には九十九折に道らしきものが刻まれている。
 「新しい道が出来たのであろうか・・・? 」との疑問符の徹爺さんの呟き・・・。
 先頭は徹爺さんと入れ替わり私が歩く。
 明確な踏み跡がある登路を道なりに辿って行くのであるが、段々と尾根を下降する様にな
 り、雄岳が背になって離れてゆく事となったので道を間違えたと判断して引き返す。
 小さな樹に懸けられていた木板(「←下山道」と標示されている)は気づいて通り過ぎたが隣
 の幹の大きい樹木に捲いてある「赤テ-プの二重捲き」を見落としていた。
 加えて、進入注意を促す登路に横たえた古木も何の気もなく踏み越えていた・・・・。(反省)

[雄岳分岐付近の展望岩から鹿嵐山(雄岳)を仰ぐ][雄岳分岐付近の展望岩から万里の長城と痩せ尾根の登路を振返る]
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▼この分岐はト字路となっていて左折すれば雄岳、直進は先ほど間違えた道となるのである 
 が果たして何処に繋がるのか・・・? との疑問が起きた。
 この雄岳分岐点の右上の高みに上がれば展望岩がありピラミッド形の雄岳と万里の長城を
 上から見下ろすロケ-ションとなっていた。(画像は上二つ)
 このロケ-ションの出合は「道間違い」を起こした事に対する褒美であったんだろう・。(苦笑)
▼この分岐を左折して林の中を下ると展望が一気に開け、万里の長城で歩いた様な岩質の 
 溶岩岩盤となる。
 崖坂を降りるがイボ付の岩盤であるので滑ることなく降り、痩せ岩稜を渉る。

[雄岳への分岐(左が雄岳へ/直進はどこに?: 道迷いの箇所)][桧林伐採地の急登から背後の景色を振返る]
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▼咲き残りのノコンギクを見て、登路は雑木林に入る。
 幾つかの緩やかなアップタ゜ウンの尾根筋を過ぎると、急勾配が続く山腹を直登気味に登っ
 て行くこととなる。
 登路は伐採地と桧林の境目に付けられている。
 万里の長城付近の登路から眺めた雄岳山腹の九十九折の道らしきものは、伐採用に付け
 られた作業道であった事がここで分かった次第であった。
▼キツイ山腹の登りにはトラロ-プが張られているが細くて掴まるのには頼り難い・・・。
 振返ると眼下遠くには、山並みが幾重にも重なり遠く彼方まで広がっている。
 振返り、振り返りしてその展望を楽しみ一息入れた。
 登路は 桧林から自然林に移り急登は続く。
 長い急傾斜の山腹をヤットの思いで登り上げ、落ち葉を踏んで頂上に至った。

[桧林と伐採地の境を直登する]         [急勾配の直登は桧林から自然林に変わる]
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▼頂上からの展望は北側が広がり宇佐平野や周防灘そして国東半島方角が見え、眼下には
 第二登山口に駐車した私の車も確認出来た。
 一等三角点が埋設する所で一時間のランチタイムを取り、双耳峰の相方となる雌岳を目指
 した。
[鹿嵐山頂上(一等三角点のある雄岳) : 登山口から2時間]       [鹿嵐山頂上にて]
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[頂上から私の車が眼下に視える]         [頂上からの展望: 豊前海と国東半島方角]
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▼雄岳からの下りも傾斜が在り、直線気味の下り坂は滑りやすい土に落ち葉積る道で、用心
 深く足を運び、雄岳から10分で鞍部に着く。
 ト字路の鞍部は、左が帰路に使う中央登山口、直進すれば雌岳となっている。
 雌岳頂上まで10分で登り上げ、祠に手を合わせて直ぐに鞍部に戻った。

[雄岳から鞍部への下り]               [雄岳と雌岳の鞍部: ふかふかの落ち葉]
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[祠が祀られている雌岳の頂上]               [鞍部に戻り、中央登山口に下る]
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▼鞍部からの下りも急こう配の道が続き、岩崖のロ-プ場やガレ場を踏んで鞍部から40分で 
 中央登山口に下山した。
 そこから7分で高並川に架かる十田橋脇の駐車場に着き、麻生集落に向かう664号線を北
 進して峠付近までドライブして帰路に戻った。

[急勾配の岩崖を下る]                    [中央登山口に下山: 鞍部から30分]
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〇徹爺さんが昔、立ち寄られた壁湯温泉の洞窟風呂に浸かる。
 385号線を阿蘇に向かって、左側に在る「旅館・福元屋」の駐車場に止め、狭い路地
 を下ると、沢音をたてて勢いよく流れる川が目に飛び込んで来る。
 裸になって湯壺に下ると数名の男女が浸かっておられた。
 湯銭箱に200円入れて湯壺に入る。
 川沿いの岩崖と川の間が露天の湯壺となっている。
 流れる清流は浸かったままの目線で眺められ、流れ落ちる小さな滝もありミニ渓谷の雰囲
 気を醸し出している。
 透明度の高い温泉で、湯底には石コロが置かれ、その下から温泉が自噴している。
 湯床の半分は浅い岩盤となっていて、その上に仰向けに寝て温まっている人もいた。
 36度位のヌル湯であるので1時間位浸からないと温まらないとの事。
 私たちは30分で上がったので少々寒かったが、帰りの車の中ではジワ~ジワと温泉のポカ
 ポカ感が体の中に伝わってきた。
 地元の方々は、自宅の風呂には入らず毎日この共同温泉を無料で利用とのこと。
 地元の人達との混浴での語らいは、ほのぼのとしたひと時を過ごし良き思い出を残した。
  
[壁湯温泉に立ち寄る]          [地元の人が通う混浴露天の天然洞窟風呂に浸かる]
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(2013/12/29日 加筆)         
      

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平治岳 6月4日(火)

2013年06月04日 21時52分42秒 | 山行

                                  平治岳 (1643m)     
                                          (男池コ-ス)

                                         快晴

※ 開花情報速報→見頃であるが「旬」は過ぎているようであった。

(行程) 男池登山口駐車場(発5:05)→ソババツケ(着6:15)→大戸越(着7:30)→南峰~本峰
    花散策(着8:05~発10:20) →
    大戸越(着10:45)→ソババツケ(着12:00)→男池登山口駐車場(着13:15)  
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〇山野草展への出品物の準備や同時進行していた庭のロックガ-デン造り(※末尾に出来上が
 り写真あり) そして、身辺の出来事等で山行は1月末から休眠状態である。
 ゴ-ルデン・ウィ-ク明けには、昨年来の計画で大崩山へ登る予定であったが、ロングスパ
 ンでのブランクは山友の超健脚には付いていけないと判断して、大崩山行の誘いも(私から
 同行をお願いしていたものであるが・・・) 辞退する始末であった。
〇脚力の低下を自ずと感じる昨今、ミヤマキリシマの開花情報に「力(高登意欲)を貰い」体力奪回
 を狙って、マイペ-スでの平治岳ミヤマキリシマ鑑賞登山となった。
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▼人並みで溢れかえる頂上での時間帯を避けるため、三時半起床で日の出と共に登ろうと計
 画した。
 男池園地の渓流にかかる橋を渡り、しらじらと明け行く原生林の中に入る。
 「隠し水」付近で朝一番の野鳥の声が始まり、次第に鳥たちの目覚めが木魂して、森の生気
 がみなぎって来るのを、身をもって感じた。
 清々しい囀りを聞きながら、ゆっくりと進む私を、幾人の人が追い越して行かれるが・・・・
 されどマイペ-スの歩きでソババッケに着く。
 ソババッケの窪地で驚いた事が二つあり、一つはカエルの大合唱、もう一つは、群生する
 雄宝香(おたからこう)の葉っぱの大きさであった。
▼ソババッケからは展望のないガレ場をひたすらと登り大戸越に至る。
 見上げる平治岳南峰斜面は満開のピンクで染まり、咲き頃の花に会えた喜びで今までの疲
 れは抜け去り、元気が充満した心地となる。
 大戸越で憩う人は4~5人であったのが、南峰頂上に上がると相変わらずの人並みで賑わ
 い、カメラスポットとなる岩頭は順番待ちの盛況である。
▼時間は充分にあるので納得するまで花散策に浸った。
 咲き具合は、見頃と思えたが一番咲きの花は旬の盛りを過ぎたようである。されど蕾みの株
 もあり、まだまだ楽しむ事が出来るようである。
 [私が思うには、いずれの花においても一番咲きの花が最高の花模様(色合い・輪郭・匂い
  等々)を呈するようである。]
▼平治岳へのル-トには大船林道から取り付く「北尾根コ-ス」が在ることを聞いていたので
 本峰から北尾根を少々降下して確認後、引き返して下山した。

(追記)大戸越から南峰に上がる登路沿いに再三、落ちていた幼虫が気になり帰宅後、
     Weblio辞典で調べたら⇒「シャクトリムシの一種でキシタエダシャク」かと思われる。?
     ネット情報によると今年は、大船山・扇が鼻のミヤマキリシマが被害に遭っているとの事。

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[大戸越から平治岳南峰斜面を覆う満開の花を仰ぐ][南峰頂上から眼下の坊がつるを望む]                         
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[南峰頂上にて]                 [本峰に行く登路から本峰斜面と奥の涌蓋山を望む]

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[ひときわ色の濃い株]               [平治岳本峰(北峰)にて] 

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 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                           [本峰頂上直下の尾根にて、散策路の花]      

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[本峰尾根斜面から南峰と大船山を望む]     [復路の登路で本峰全景を振返る]

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 [本峰全景のズ-ム撮影(上右画像を2分割で)]

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YouTube: 平治岳のミヤマキリシマ
(2013年・平成25年6月4日10時20分撮影)

平治岳の山行歴⇒①2005年・平17年6月4日
             ②2007年・平19年6月6日

※手造りのロックガ-デン(五か所のうちの三か所をアップ)
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(2013/6/26日 加筆)

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傾山  9月4日(火)

2012年09月04日 23時19分59秒 | 山行

                  傾山(1605m)                     九折越~坊主尾根への周回登山

                    晴れ   
(行程) 九折(つづら)登山口駐車場(発8:10)→カンカケ谷河原入口(9:20)→九折林道出合
     (着10:00~発10:10)→九折越(着11:10~発11:35)→傾山頂上(着13:15~発14:00)

            →二ッ坊主・次男(着15:00)→三ッ坊主→三つ尾(着16:00)→林道出合(着17:35)→
     観音滝展望台(着17:50)→九折登山口駐車場(着18:20)
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 6月以来の山行である。その間に起った7月12日の阿蘇豪雨災害、
気象庁は「これまで経験したことがないような大雨」と12日午前6時41分に報じたが
11日夜から降り出した雨は既に被害をもたらし外輪山の土砂崩れが続いていたのである。
友人・親戚宅への災害応援や外輪山の外輪壁に残る土砂崩れの爪痕等を見ると、
心おさまらない日々であった。
 通行止めとなつていたR57号線・滝室坂も8月20日に開通し
復旧工事も進み普段の生活が戻りつつある今日この頃である。
 川上さん の誘いで「傾詣で」となることとなった。
傾山は過去3回の山行歴がある。
今日のコ-スは2年前に一度チャレンジした
濃霧のため九折林道で登頂を断念した未消化のコ-スであった。

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7月12日の阿蘇豪雨災害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[7/14日の新聞記事より]  [滝室坂入口付近(坂梨・福岡地区)の崩壊現場]
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[外輪山の土砂崩れ(古閑の滝・願成就坂方面)]     [左の画像の「浄土寺牧」付近を拡大]
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「傾詣で」過去の山行歴    1回目・2010/09/26 九折越コ-ス
                  2回目・2010/10/23 上畑コ-ス
                   3回目・2011/11/01 払鳥屋コ-ス 

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 [駐車場脇に建っている登山案図より:赤矢印が本日のコ-ス] [山と渓谷社・ガイドブックより:往路のコ-ス]
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[駐車場から九折川を遡る]     [芥神ノ滝を眺めて上流のカンカケ谷河原に降りる]

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[カンカケ谷の河原を遡上して上流から川床を眺める]  [九折越の広場:災害訓練と出会う]
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[防災へり「とよかぜ」]                 [センゲン尾根ピ-クから後傾と本傾を望む] 

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  [傾山頂上にて]

 

 

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[山と渓谷社・ガイドブックより:復路のコ-ス]  [本傾下山時の危険な場所]
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[二ッ坊主(長男)岩峰を下降]     [次男から三男と吉作落しを望む]
 
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[次男から吉作落しを望む]   [三ッ坊主尾根の岩稜から吉作落しを振り返る] 

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[ドウカイ谷にかかる観音滝・落差70m]          [川上さんが記録したGPSの軌跡図: 復路]

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(2012/10/26日 加筆)

 

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