根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

親父岳~黒岳~三尖 4月28日(日)

2024年04月28日 23時38分56秒 | 宮崎県

親父岳黒岳三尖
(アケボノツツジ観賞) 

令和6年4月28日 晴れのち曇り

アケボノツツジ観賞は、気軽に登れる赤川浦岳(アカゴウラダケ・1232m)が
私の定番であったが、今年は欲(登高意欲)を出して
赤川浦岳の北東に隣接する未踏の山・黒岳に挑戦。

ル-トは、四季見橋登山口から出発して
過去(2016.11.7日)に一度登った親父山(オヤジヤマ:1644m)を
経て黒岳(クロダケ;1578m)~三尖(ミツトギリ:1474m)を辿る周回とした。

相棒の石ちゃんの軽トラで、自宅を6時に出て
波野→津留→五ヶ所→四季見橋7時30分着。

(行程) 四季見橋(発8:00)→親父山登山口(着8:20)→親父山(着10:00~発10:10)
   →黒岳(着11:20~昼食~発11:50)→三尖(着13:40)→三尖・黒岳登山口(着14:50)

山と溪谷オンラインよりキャプチャー

【荘厳な柱状節理の岩肌】
親父山林道掘削工事の中で露出したものであろうか ?

【親父山登山口】

【コバノミツバツツジ】
明るく鮮やかな赤紫色のピンクが、新緑の中に際立つて映えている・・・

【親父山(おやじやま・1644m) 山頂標識】

【親父山山頂から古祖母山(ふるそぼさん:1633m)を望む】

【親父山を離れ黒岳に向かう】
解放感のある稜線を緩やかに下る・・・

縦走路の中間位? に至ると尾根幅も狭まり
尾根北斜面に石楠花、南斜面に曙ツツジが
オンパレードの花三昧が続く・・・

【痩せ尾根沿いに咲く大木のアケボノ】

【登路で出会った『九州山大学』のやまちゃん】
相棒の石ちゃんとツーショット・・・
出会った瞬間に、YouTubeで観ている「やまちゃん」と分かり話し掛け、
三尖から登って来られたとの事であったので
白花アケボノの場所についてお尋ねする。
YouTubeでの声と同じ温和な口調で「人の好さ」を感じた。
※「九州山大学」に関する資料(熊日新聞社)→「くまにち すぱいす」

【登路沿いの石楠花と祖母山】

黒岳((1578m:宮崎・高千穂町))のアケボノツツジ 令和6年4月28日

【展望岩からの動画】

【展望岩からの写真①】

【展望岩からの写真②】

【展望岩からの写真③】

【展望岩からの写真④】

【祖母山の前景にアケボノと石楠花の競演】

【黒岳山頂直下の登路沿い、岩崖(がんがい)に根を張るアケボノ】

【黒岳山頂(1578m)】

【山頂西展望所から根子岳を望む】
阿蘇方角を眺望しながらここで昼食タイム

【足元に咲く石楠花とアケボノを愛でながら昼食】
山頂西展望所を11:50分に離れて三尖に向かう。

【黒岳山頂直下の、南の断崖から眼下の風景を望む】
多分、この位置は黒岳直下の「南ピーク」と思われる?
※ 参考に赤川浦岳から眺めた二つの写真を添付 

添付①

添付②

【「南のピーク」から崖沿いを下る登路にて】

【鞍部から「南のピーク」を振り返る】

【縦走路沿いのアケボノ】

【アケボノと石楠花のトンネル】

【アケボノロードが続く】

【白花アケボノ】
黒岳山頂から南下して歩くこと約1時間30分。
縦走路上に休憩する登山者が眺めているのは道から段下がり在る白アケボノ。
前述した『九州山大学のやまちゃん』が
「10人に3人位が観に往っている・・・」と話しておられた通り
足場の悪い急斜面を20m位?降りて見届けこととなった。

【三尖への縦走路は、石楠花のプロムナード】

【縦走路上に座す三尖山頂】
黒岳から凡そ2時間(休憩を含む)
アップダウンの繰り返しを幾つ位、したのであろうか?

【黒地の太くて長いロープが架かる】
この様な場面が3~4回 ? 出現・・・

【三尖・黒岳登山口に下山】

【金蘭(きんらん)】
下山口から駐車地に戻る、車道沿いに凛と咲き誇る一本の金蘭
この花と出合ったのは何十年振りであろうか ?
その感動に疲れ(足腰の痛み)が吹っ飛ぶ・・・

登山を終えて

赤川浦岳から眺めていた黒岳(その時の画像、下記添付)
いつかは登りたいと思いつつ現在に至っていた。

今年は春先からの天候不順で赤川浦岳のアケボノを見損ない
モヤモヤ感か消えない、
それでは黒岳なら未だ観られると思い今回の山行となった。

このル-トは、
花三昧のオンパレードで三つ葉ツツジ・曙ツツジ・石楠花
の花々を歩きながら終始愛でられた。
圧巻は黒岳山頂直下の稜線縦走路沿いに咲く
アケボノと石楠花の競演で、
疲れも(足腰の痛み) 消え失せるような
癒やしの花風景が楽しまれた。
来年は八十路を迎えるが
来年もこのル-トを歩きたいと思う次第であった。

(2024.5.6加筆)

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赤川浦岳 4月13日(木)

2023年04月13日 23時00分18秒 | 宮崎県

赤川浦岳 (あかごうらだけ・1232m)  
(宮崎・高千穂町五ヶ所 曙つつじ観賞)

令和5年4月13日 快晴

赤川浦岳アケボノツツジ観賞は私の年間登山スケジュールの一つで、
この花を観ないと心が落ち着かない始末(笑)・・・
ネット情報では最盛の花見頃のようである。

前日は全国的な黄砂飛来で阿蘇五岳や
外輪山も霞んで観えていた・・・

今朝は、放射冷却で暖房を入れての(出発時のみ)ドライブ、
ラジオからは「Jアラート」のニ-ス
(北朝鮮から北海道にミサイル落下可能性) が流れる・・・

黒原越登山口9:20分着、心配していた黄砂飛来も無く、
風も無く、透明感のある春うららな山行日和となった。


(行程)黒原越登山口(発9:25)→登路から東に派生した枝尾根に寄り道→
    主尾根に戻り7合目付近で折り返す(着10:20~11:10)→
    岩の展望台(着11:25~昼食~発12:00)→
    登路沿いの丘陵から西に張り出た尾根に寄り道(着12:50)→
    黒原越登山口下山(着13:40)

【七合目付近の曙】
この場所は、私お気に入りの展望台で頂上は踏まず
此処からの景観を楽しむ。
蕾が残る枝に、初々しい花びらが青空に揺れる・・・
背後には祖母山の山並みが座し、展望が広がる・・・
この山一番のロケ-ションと確信する。
この幹は登路と目と鼻の先に植生し
登路からの目線で花を愛でられる。
(この写真は登路から段下がりしてのアングル)

【祖母山とアケボノツツジ】
上記の幹を、位置を変えてからのショット

【ミツバツツジ】

【蕾を沢山付けた曙】
バックは赤川浦岳頂上

【蕾の美しさをアップで】

【ミツバツツジ】

上記の、展望台を離れて下山路で「岩の展望台」へ立ち寄る 

【白花のアケボノツツジ】
赤花の開花はこれから・・・

【石楠花の先に紅白の曙】

【遠望に根子岳】
「岩の展望台」西斜面崖沿いから根子岳を望む。
花数が少ない・・・

【遠望に阿蘇の山体を望む】
「岩の展望台」西斜面崖沿いからの展望

【登路沿いに立つ、存在感抜群の高木の曙】

【溢れるように咲く、華やかな花】
前記の高木をアップで

【青空に広がる花びら】
前記、高木の幹を下からアングル

【ふあふあ感のある曙の花びら】

【白花の曙ツツジ】

【今日一番の彩りの花】
往路で立ち寄った場所(登路から東に派生した枝尾根)で
あるが、高木であるが故にその存在に気づかず素通り・・・
復路の登路から目をやると、
ひと際、濃ゆい彩の花が目立ったので再び枝尾根に立ち寄る。

【上記をアップ】

【更なるアップで】
今まで見たことが無いような彩の逸品であった。

【尾根道沿いの崖斜面に咲くアケボノ】
北西崖斜面を這うように横たわる大木で見応え抜群・・・
遠景に筒ケ岳

【上記をアップで】

【阿蘇山姿を望む】
下山後、黒原越登山口駐車場から

(過去の山行歴)
1回目 2017.05.02
2回目 2019.04.27
3回目 2020.04.25
4回目 2021.04.15  
5回目 2022.04.20

(2023.04.16 加筆)

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赤川浦岳 4月20日(水)

2022年04月20日 21時55分30秒 | 宮崎県

赤川浦岳 (あかごうらだけ・1232m)  
(宮崎・高千穂町 曙つつじ散策)

令和4年4月20日 快晴

その昔、集落の人々が牛馬を引いて阿蘇のカルデラ壁を辿り往還した
外輪山牧野への坂道、いわゆる「草の道」への下調べや踏査で
夢中になっている間、アケボノツツジは頭から離れていた。
気が付けば・・・
ネット情報では最盛の時は過ぎているようであるが
アケボノの花乱舞を観ないと気が収まらない(笑い)。
天気予報通り今日は、風も無く、春うららな山行日和である。

 (アクセス)  阿蘇(発7:30)→波野~津留~五ヶ所~林道親父山・五か所線~黒原越駐車場(8:25)
(行程)黒原越登山口(発8:40)→7合目? 付近で折り返す(発10:05)→岩の展望台
             (着10:25~発10:40)→登路沿いピ-クから張り出た尾根を散策(着10:50~発11:10)
             → 黒原越登山口下山(着12:00~車中にて昼食)
                 *登路時間は花観賞タイムを含む。

    帰路の途中で、「いざり坂」の馬頭観音 探索 
      一区牧野(着14:00~対話~発14:20)→自宅へ帰路

(今日の一枚)

赤川浦岳(宮崎・高千穂町)の曙ツツジ (令和4年4月20日)

【【黒原越登山口駐車場広場から阿蘇山体を望む】
赤川浦岳詣では今回で4回目となるが
透明感のある根子岳には、なかなか出合えない・・・
この景色の眺めは私の楽しみとするところである・

【登山口から約10分の登路】
登山口から続いた傾斜道がここからフラットな尾根道に変わる。

【朝の陽光が未だ射していな】
北西方向に根子岳の姿

【青空に映える高木のアケボノ】

【今回初めて立ち寄った場所】
本道から左(東)に派生している短い小尾根
遠景に祖母山
来年もこの場所が楽しみだ・・・

【頭上のアケボノ】
柔らかな花びらがヒラヒラと優しく舞う。
何とも言えない・・・

【今日、目的のアケボノ】
(7合目付近?)  登路沿い左下に咲くアケボノ。
赤川浦岳の花の見頃は総体的には過ぎていたが、
この個体だけは最盛の花盛り・・・
松の木が点在する尾根は歩いて来た尾根道

【前の画像と同じ個体】
過去三回愛でた中でも今回が最高の花模様で、
満足感に浸り至福の境地 (苦笑)
祖母山・黒岳がバックに映える。

【頭上のアケボ】
艶やかな淡いピンクが堪らない(笑)

岩の展望台から祖母山・黒岳を望む】
手前ピークに咲くアケボノの下に登山道が走る。

【岩の展望台にて】
シャッタ-を押したのはここで出会った
大分の好青年。

岩の展望台西斜面 崖沿いから根子岳を望む】

【岩の展望台に咲く紅白のアケボノ】

【登路上に咲くアケボノ】
岩の展望台を離れ復路に戻る途中の花

【青空と雲に映えるアケボノ】

【登路上に咲く白】

【遠景のピ-クは筒ケ岳】

【尾根道沿いの崖斜面に咲くアケボノ】
北西崖斜面を這うように横たわる大木で、
見応え抜群・・・

【下山後、黒原越駐車場直下の車道から撮影】

(登山を終えて)
尾根登路の東側(祖母山方角)の花は見頃の個体が何本か在ったが、
西側(阿蘇山方角)は盛りが過ぎピンクの色が焦っている模様であった。
そんな中、
私が例年見極めているアケボノ(祖母山・黒岳を背景にした撮影ポイント)は
最も艶のある見頃の花が咲き誇っていて、至福の満足感で堪能した。

 

帰路の途中で、「いざり坂」の馬頭観音 探索 

草の道:北坂梨の「いざり坂」にもとあったという馬頭観音を
探しに「一区牧場」に立ち寄る。
いざり坂にあった馬頭観音 – 阿蘇草原写真館 (aso-sougencenter.jp)

【一区牧野入口】
看板から10m位先に入ると小さな家が在り、
声を掛けると「牧番」らしき人(歳の層は80手前 ?)が現れる。
立ち寄った事由を伝えると丁寧に対応され、
杉林の中に祀られているとの説明。
加えて、草の道の「坂」の名前を聞くと
ハッキリと「えざり坂」と答えられた。
村人は「いざり坂」とは、呼ば無かった事がここでも証明された。

【馬頭観音の全景】

【刻まれた碑文は】
冒頭に「鞍嶽様の由来について確かたる□ □ □ □ □□
と刻まれているが・・・
後続部分は後日、読み解くこととする。

【馬頭観音像、三体】

【牧野小屋側から眺めた全景】
牧野小屋とミルクロ-ドの間の杉林の中に祀られている。

【牧野内に咲く桜草】

(過去の山行歴)
1回目 2017.05.02
2回目 2019.04.27
3回目 2020.04.25
4回目 2021.04.15                   (2022.04.26日 加筆)

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赤川浦岳 4月15日(木)

2021年04月15日 22時05分40秒 | 宮崎県

赤川浦岳 (あかごうらだけ・1232m)  
(宮崎・高千穂町 曙つつじ散策)

令和3年4月15日 快晴

4日前に観た二上山のアケボノの花がまだ頭の中を乱舞し
「興奮冷めやらぬ」中で、
更なるアケボノを堪能したいという観賞意欲に駆られ、
私の定番の山「赤川浦岳」へと心が馳せる・・・

ぐずついた天気が2~3日間続いたが、今日の天気は
風も無く最高の山日和、明日からは下り坂との予報・・・
山友の川上さんから開花情報を得ていたので
今日行くしか無い日程であった。

放射冷却であろうか? 今朝はかなり冷え込んでいた。
昨年(2020.4.25) は、遅霜で花びらが煮えていたが
今日は大丈夫であろうか? そんな想いがよぎった。

  (アクセス)  阿蘇(発8:00)→波野~津留~五ヶ所~林道親父山・五か所線~黒原越駐車場(9:10)
                            ж  登山口までの地図 ←(Googleマップ)
(行程)黒原越登山口(発9:20)→7合目付近で?折り返す(発10:10)→岩の展望台
               (着10:45~発11:10)→登路沿いピ-クから張り出た尾根を散策
    (着11:30~昼食~発11:50)→ 黒原越登山口下山(着12:45~発12:50)
     →親父山登山口(着13:15~散策~発13:30)→自宅へ帰路
     *登路時間は花観賞タイムを含む

赤川浦岳のアケボノツツジ (令和3年4月15日)

【黒原越駐車場から望む阿蘇山体】
朝方の冷え込みはしばらくの間で、登山口に着く頃は
麗らか天気になり、期待していた透明感が乏しい。
満足する阿蘇山体の撮影には、なかなか出会えない・・・

【登路の頭上に舞うアケボノ】

【登路の頭上に舞う白花アケボノ】

【7合目付近の尾根展望台から風景】
上記三つのアングルは、
私が最も好む祖母山を背景にしたアケボノの花。
逆光の陽射しで、撮影に苦心・・・

【7合目付近の尾根沿いの風景①】

【7合目付近の尾根沿いの風景②】

【7合目付近の登路で、頭上に咲く花と蕾】

【澄み渡る青空に映えるアケボノ】

【7合目付近の尾根から赤川浦岳山頂を望む】


ここで折り返して
白花アケボノツツジが咲く「岩の展望台」へ向かう。

【紅白のアケボノと石楠花のトリプル景観】
アケボノの白は最盛であったが
ピンクのアケボノと石楠花は週末が見頃かな・・・
(登路沿いからの撮影)

岩の展望台を西側に回り込んだ 崖斜面に咲く花】

【上記場所から: 九重連山の遠景と筒が岳を望む】

【岩の展望台からの展望】
左から祖母山・黒岳・親父山、
手前の森のピークを踏んで登路は延びている。

【上記画像をズームで】

【岩の展望台からの景観】

【岩の展望台から望む根子岳】

岩の展望台を離れ、
復路の登路沿いに座す 丘陵に立ち寄る。
丘陵頂上から西側(根子岳方向)に派生する小尾根を下ると
数本のアケボノの大木が存在する。 ↓

【大木のアケボノ】
簡単に駆け上がれた、この幹に登っての撮影・・・

【正面の崖山は「岩の展望台」】
谷を挟んで岩の展望台とは対峙する位置になる。
ここから丘陵頂上に戻り、
一人昼食後に復路に着く。

【復路の登路沿いからの撮影】
バックに九重連山と手前右に越敷岳が見える。

【上記場所からスマホで撮影】

【根子岳を望む】

【登路沿いから根子岳の遠景】

【遠景に九重連山と右下には筒が岳が見える】

【筒が岳をアップ】

【青空に舞うアケボノ】

【登山口駐車場から阿蘇山体を眺める】

【南阿蘇外輪山の稜線を従えて 突っ立つ根子岳・高岳の雄姿】

五ヶ所の展望台(赤川浦岳登山口)から林道を南に下り
四季見橋を 経て親父山登山口までドライブ 

【親父山登山口直下の 林道沿いの岩壁】
2016年親父山・障子岳に登った時、車窓から眺めた
この岩壁の特異さに驚愕した思い出の残像があったので
この地を歩いて散策し、写真に収めた。
多分、林道建設工事で山斜面を掘削して露出した
柱状節理の岩体群であろう?
(石に興味が湧く私・・・)

【赤川浦岳「岩の展望台」に花咲くアケボノを見上げる】
親父山登山口からの帰り道で 、北側の林道から振り返る。

(2021.5.9日 加筆)

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二上山 4月11日(日)

2021年04月11日 22時31分58秒 | 宮崎県

二上山(ふたがみさん) 
宮崎県五ヶ瀬町(男岳:1082m・女岳989m)

(アクセス)自宅(発8:40)~波野~馬見原~五ヶ瀬町~六峰街道~女岳登山口(着11:00) 70Km
(行程) ① 女岳登山口(発11:00)→アケボノツツジ尾根道散策→山頂→登山口(着12:10)
           ②男岳登山口(発12:20)→参拝所境内で昼食(発12:40)→三ヶ所神社奥宮
               (着12:55~発13:15)→男岳登山口(着13:25)

今年の花物の咲き具合は、山も平地も総体的に1~2週間は早い・・・
ちなみにアケボノツツジも早い開花の模様である。

足腰の体調もまあまあ良いようであるので、
今年は「尾平越~三国岩~本谷山~笠松山」までの
縦走路(前回の山行は2016.4.30)を歩いて
アケボノ観賞と笠松山から傾山の雄姿を眺めて帰ろうと、
身の丈(今の体力で)以上の計画を企て、相棒の石ちゃんと打ち合わせして
朝5時自宅を出発することとしていた。

石ちゃんから「アケボノの花はまだ早いのでは ?」という疑問符が
出ていたので改めてネット検索で状況調べをすると
「まだまだチラホラの咲き」模様であった。
私からの誘いであるので「石ちゃんの期待に応えられない」
のではと判断して、
前夜に電話し、行先を「二上山」に急遽変更することとなった。

「二上山」は初めて登る山であるが
アケボノツツジの開花状況をネットで調べる際に
必ず出てくる程の「話題の山」であるので、
その存在を意識し「登りたい山」の一つでもあった。

この方面(山域)の山には、過去に諸塚山黒岳に登っているが
「六峰街道」を辿るのは初めてである。
冠に「フォレストピア」 と粋な名前つくこのロード、
どんな山道を走行するのか ? 期待が高まる・・・

二上山(女岳989m)に咲く曙つつじ (令和3年4月11日)

二上山・女岳山頂に建つ鉄塔展望台からの眺望 (令和3年4月11日)

【阿蘇望橋たもとから望む根子岳】
天狗岩がハッキリと見え、天を衝く姿が圧巻

【山桜に映える阿蘇望橋(あそぼうばし)】
広域基幹林道阿蘇東部線(波野~高森)・波野地区に建つ屋根付きの橋
流れる川は「遊雀(ゆうじゃく)
 この道は10数回以上通っているが立ち寄ったのは初めてである。
橋を挟んでの桜並木の見栄えが車を止めた・・・
映画(マディソン郡の橋)で観たメリル・ストリープ の顔がよぎる(苦笑) 

【六峰街道入口に建つ案内板: 一部をカットして編集】
国道503号線から分かれて六峰街道に入り、
村里の、のどかな風景を目にしながらしばらくは緩やかな里道を走行するが
民家が見えなくなると高度がグイグイと上がり
山復から稜線沿いに出て快適に走る。
途中、「二上植物群落保護林」付近の山野草を愛でる。
国道から離れて約40分位で登山口となる峠に至る。

【登山口直下の車道から眺めた風景】
咲き誇るアケボノを見上げ、心が躍る・・・

二上山「女岳」登山口】←(Googleマップ)

【登山口から5~6分で会えるアケボノ】
この先、尾根道には花のパレ-ドが続く・・・

【振り返ると背後に男岳が目と鼻の先に迫る】

【遠望に根子岳】
天気が良過ぎて霞んでいるが広大な高原
(井無田高原・登母祖高原・波野高原・五か所高原)
の先には、阿蘇山塊の大パノラマが展開する。

【女岳山頂に建つ鉄塔展望台からの眺望】
眼下は高千穂町と思われる。

ここから復路  ↓

【尾根道から望む男岳】

女岳を下山後、車で移動して2~3分で男岳登山口に着く 

【背後の花は三つ葉つつじ】

【三ヶ所神社奥宮への階段】
登拝口となる「遥拝所」前で食事して鉄製の階段を登る。
断崖に張り付いた階段道は奥宮まで続くが、所々斜めに傾き掛けている・・・
(地震によるものか? 豪雨で脚部が抉り取られたのか?)

奥宮直下に至ると笛の雅楽が聞こえてきた・・・
賽銭箱に近ずくと神官が御幣を振られ、頭を垂れて参拝・・・
その後、15分位神官さんとの「お話」を重ねた。

体格ガッチリの神官さんでスポーツマンの腕
「凄い腕ですね」と問うと、「剣道をしていた・・」との応え。
聞き慣れない「海馬祓」とは何ですかと尋ねると
丁寧な詳しい説明を頂いた。

(辞書には、海馬:側脳室の近くにある部位で、本能的な行動や記憶に関与する。)

【男岳の「岩壁」が祀られている】

【三ヶ所神社奥宮の屋根に覆いかぶさる岩壁】

【ロープが張られ通行不可】
標識には「二上山山神社」・「二上山稲荷神社」入口と記されている。
神官さんに尋ねると「滑落の危険があるので立ち入り禁止」
との事であったのでここで下山。

登山終えての考察

1)三ヶ所神社奥宮と二上山について
出典:「ヤマケイオンライン」より抜粋
「標高1,060メートルの山頂は男岳と女岳の2峰に分かれ、
高千穂町から望む山容は、そびえ立つ2峰が特に秀麗だ。
日本書紀では、ニニギノミコトが大勢の神々を引き連れて
この山に天下ったと伝えていて、男岳の南九合目あたりには
三ヶ所神社奥宮がある。奥宮は急峻ながけの中腹にあるため
参詣が容易でないので、
今から千年程前に山の麓に里宮・三ヶ所神社が造られたとされている。・・・」

下記、画像は「ヤマケイオンライン」よりキャプチャーしたもの

2) 三ヶ所神社奥宮で出会った神官さんについて
参拝記念撮影をお願いしたところ、
気さくに応じて頂き好感度抜群の人であったので
ネット検索(「エフエム宮崎」)で調べると
三ヶ所神社宮司さんで剣道の達人であられた。

3)「フォレストピア六峰街道」について
出典:HP「フォレストピア・フットパス」より抜粋
「フォレストピア(forestpia)」とは、
森林(forest)と理想郷(utopia)を組み合わせた造語で「森林理想郷」を意味します。
豊かな森林・山林資源を活用する地域をつくっていこうとの理念の基、
昭和62年に宮崎県が県北山沿いの5町村をフォレストピアモデル圏域として
設定しました。高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、椎葉村、諸塚村がその5町村です・・・

ちなみに六峰とは
    ①二上山  ( 989m)②赤土岸山(1169m)③諸塚山  (1342m)
 ④真弓岳  (1073m)⑤九左衛門(1101m)⑥速日の峰( 868m)
二上諸塚は登ったことになるので あとの4座、いずれ登るこを決意・・・・

(2021.05.01日 加筆)

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