奥様のキッチン周りについては、是非ともご要望を叶えて上げたくて私、力が入るところです。
ご要望は
・キッチンの横に3人のお子さんが並んで使えるカウンターデスクを置きたい→
伊藤工設計のいつもだったらパントリー収納になるスペースに今回はカウンターデスクを造作します。
・パントリーは小さくていいからキッチンの奥に欲しい→キッチンの反対側の奥に小さく設けることができました。
・食器を収納するスペースがW1350くらい、限られるけどどうしよう…
→造作収納も検討しましたが、今回は市販(パナソニック)のカップボードをお勧めしました。
引き出しに普段使いの食器を無造作に入れられて出し入れの動作が楽なことが決め手です。
当社では引き出しが欲しい方は市販品、引き出しでなくてもいい方は造作、という風です。
引き出しが造作できない訳でもないのですがコスパ重視でご提案しています。
オーナーさんは自ら使い方を考えていらっしゃって逆に勉強させていただくことも多いもので、そんな最近の事例をご紹介したいと思います。
・愛子の家:
背面はモデルハウスに近いワーロン戸で目隠しするタイプ、内側の造作はご自身でDIYしたり部材をカスタマイズしてつくりあげるそうです。脇のクローゼットにはパントリー的な使い方と食器収納も兼ねるのだと思います。
・利府の家N:
食器収納スペースワーロン戸2枚と家電置きとゴミ箱入れを並べたタイプ。
左手のニッチの部分の代わりに扉を付けて階段下を使ったパントリーにしてあげたかった…でもここは耐力壁のため諦めてもらいました。
・国見M様の家:
キッチンとお揃いのカウンター型カップボード、カウンターには全調理家電を一列に並べることができますね。
・虹の丘の家;
国見M様の家と背面収納は似ています。キッチン本体とカップボードの色を合わせなくても大丈夫だってわかります。奥のクローゼットはパントリーとして、諸々の生活用具収納としてお使いです。
利府Y様の家:
無理なく手が届くように吊り扉をギリギリまで下げました。
ワーロン戸に桟を入れなかったのは扉が3枚なのでスッキリと見せたかったからです。
まだまだ紹介したい例がありますが、今日はここまでにします。
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