小説、エッセイ。佐藤幸一の公式ブログ

何でもかんでも乗せます

重き十字架

2018-09-29 00:20:31 | 小説

その日深瀬は東京の親戚に会うため新幹線に乗ってた。名古屋に停車して、名古屋を出発して15分たった時である。

マナーモードにしてあった携帯のバイブレータ音に気がついた。大阪府警捜査一課の田中から電話だとすぐ気がついた。

携帯を背広から取り出し、電話に対応すると「深瀬大変な事件が起きた。俺としては、部下を休ませることも仕事のひとつだが、しかし殺人事件が起きた以上どうしょうない。すぐ大阪へ戻ってこい。恨むなら犯人を恨め。以上。」と電話が切れた。深瀬は犯人を恨むと同時に、どうして俺以外の刑事には優しいくせに、俺にどんどん事件捜査おしつける課長を恨んだ。さてどう帰るかだ。深瀬は東京まででてそのあしですぐ大阪に帰ること考えたが、飛行機で帰るか新幹線で帰るか、少し悩んだ。

 


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