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各宗派・大本山公式HPを参考
「色即是空、空即是色」の一節で有名で、深遠なる「空」の境地を説いたものです。
それまで小乗仏教がこだわり、説いてきた煩悩克服の教えに対して、「一切こだわるな」と教えています。煩悩を克服しようと執着する心を捨て、こだわりのない心を持ったなら、おのずと「空」の境地が開けてくる。これこそが真理であり、一切の苦しみから解き放たれる道であると教えています。
小乗仏教の教えの対極にあって、しかも出家僧だけでなく、全ての人々に向かって説かれたことから、革新的な経典であり、大乗仏教の根本経典となっています。
このほかよく知られているものに浄土三部経の中の阿弥陀経は浄土系の法事等で読誦されているし、真言宗では大日経が読誦されています。天台宗、日蓮宗で読経されている妙法蓮華経はおなじみのお経である。僧侶、在家信者のための曹洞宗教化の標準書になっていて、法要、葬儀、施食会で読経されている修証義(曹洞宗教化修証義)も経典の一つと考えられます。
日常のご法事、葬儀(告別式)のお席に座する機会があるとおもいますが、早く終わらないか、お経が長くて飽きた、足がしびれたなどと言わないで経典のことを少しは頭にいれて読経を聞けば、功徳にもなるというものです。
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