rambler in ”full house”ー "compact and full size" 2

2016-11-04 19:11:47 | 日記
dave coulier jodie swteen
前回のお話に登場した テレビドラマ full houseのエピソード "honey, i broke the house" 中の 1963年型 rambler classic ですが、

物語のあらすじを少しだけご紹介しますと_、ある日、ジョーイは購入したばかりのこの車を、丁寧に磨きながらステファニーに自慢げに紹介します。
ところが、ボデイについた小さな傷を見つけてしまいました。タッチアップをしなくちゃ・・と、ステフに愛車の留守番を任せて、犬のコメットの
散歩がてら塗料を買いにと出かけてしまいます。
ステファニーはさっそく車に乗り込んで「運転ごっこ」をはじめ、ラジオのスイッチと勘違いしてイグニッションキーをひねってしまいます。
エンジンの掛かったランブラーはバックを始め、そのまま家の方に・・。
-と、この後に起こった事件をめぐって、おかしなドタバタ劇が繰り広げられるのですが、今回はこれ以上は割愛して、表題通り当時の"compact car"
をめぐる話題を取り上げる事にします。

前回ご紹介した1950年代初め頃のramblerの復活と"コンパクト”セグメントの誕生、しかしそれは相対する概念としての "full size"(原寸、等身
大を意)の登場も意味していました。 実際、前回記した通り、ランブラーの登場によって従来のnashの中型車はそのままのサイズのボデイを継承、
statesman(600に代わる),ambassadorを用意してこれがナッシュとしての”compact”及び”full size"の初まりでした。

この動きは"big3"各メーカーにも波及、フォードではthunderbirdが1955年に登場、これは後に "パーソナリティーカー"、あるいは "ponny car"
につながり、1960年にデビューした"falcon"の大成功によって、コンパクトカーの基礎を築きました。、GMにcorvair(1961)がこれに続き、
クライスラーでは初め、dodgeの低グレードとして1960にdartを出発、1961より後述のvaliantと共通となる106 1/2"wbの "lancer "を発売。
一方plymouthはダッジより一足先に専用ボデイのvaliantの発売を1960年に開始、1963年頃より先述のdartと共通のボデイとなりました。

この中で、"コンパクト"を生み出したはずのナッシュ及びハドソンがamcとなったころには、他メーカーの"フルサイズ"が一気に巨大化し、ナッシュと
してコンパクトであったstatesman,ambassadorも中型車然として映るようになっていました。

amcのナッシュ、ハドソンの廃止を機に、1958年ランブラーに受け継がれた ambassadorが再び現れたのち、1960年代から新たに"intermediate"
という分野が登場していました。 (続く) ( 画像 1960 falcon, dave coulier/jodie swteen,1961 valiant 上より)



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