W463 G63が入庫いたしました。本日は運転席側の後ろドアのガラスが落ちてしまったと、修理のご依頼を頂いておりました。
落ちた状態で車両の確認は直接確認はしていませんが、電話でのやり取りからモーターは生きてているようにうかがえたので、今回はウインドウレギュレーターのみを取り寄せます。
内張りを取り外します。真ん中のシルバーの柱みたいなものがレギュレーターの一部となります。これを外しモーターとレギュレーターと分解し、新品のレギュレーターを組付けます。また内張を外すとクリップが再利用できないので、新品をあらかじめ用意しておかなければなりません。
レギュレーターは古典的なワイヤー式となり、M-BENZでは珍しいことではありません。ワイヤーを介してガラスを上下させていますが、ガラスを動かすことでレギュレーターには大変な負担が掛かります。外してみるとワイヤーはプラスチックボビンから外れ、絡まってしまっています。
作業は約2時間ほどで終了、動作テストをして問題が無いことを確認して作業は終了いたします。また車両を引き取りに来られたオーナー様より聞いたのですが、何とレギュレーターの交換は3回目となるそうですただし以前にも63に乗られていたので2台でだと思うのですが、意外と頻繁にあることに驚きです。というのも僕も4台ほどGクラスを乗り継いでいますが、幸いにも窓が落ちたことは無いのでついていたんでしょうね