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今ではあまり見かけることの少なくなった、M≠aENZの4代目SLのR129 SL500が入庫、いたしました。この車両はこのSL500が発表後、この地域で当時一番最初に納車されたもので、ワンオーナーでその後全塗装をされ現在に至っています。
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今回は整備点検で入庫いたしましたが、走行距離もわずか4万キロで今までもディーラーで整備されていたこともあり、ほぼ手を付けるようなところも無いほど程度の良いR129です。
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ただ残念なことは東京でお金を鰍ッて取り付けてもらっという、オーディオとナビゲーションシステムで、取り付けの際ドアパネルの外し方が分からなかったようで、ツメが折れブチルゴムで接着してあったりと、取り外した部分のダメージが本当に悔しいところです
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初代SLは1954年に発表されたコードネームはW198で、クーペモデルの300SLはガルウイングは石原裕次郎の愛車としても良く知られており、当時のアメリカでの価格は7000ドル近くであったにも関わらず大成功を収めています。今の価値から言えばおそらく1億円程であったのではないかと推測されます。
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2代目SLはW113のコードネームで1963年から、71年まで生産をされたロードスターと脱着可能なハードトップを持つ、クーペとなります。
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この脱着可能なハードトップはルーフ両端から中央に向かい逆反りとなっているのが特徴的で、通称パコダルーフと呼ばれています。個人的にはこのSLが大好きで、最後にはこの車で全国を旅してみたい憧れの一台です
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そして3代目となるR107で、1971年から1989年までの18年間に渡り、生産がされていました。その間も何度となくマイナーチェンジが繰り返され、外装こそはヨーロッパ仕様とかわらないものの、排ガス規制からエンジンはアメリカ向けの、パワーダウンを余儀なくされていました。
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その後まだ記憶に新しい2001年に発表させれたR230はマイナーチェンジを繰り返しながら、2011年まで生産された後、現在のR231へと引き継がれ現在に至っています。
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そして冒頭でご紹介いたしました18年ぶりのフルモデルチェンを迎え、発表されたR129となりますが、この時はあまりにR107が長かったこともあり、新型のSLはあまりに画期的で、衝撃的であったことが思い出されます。またこの車両からAMG仕様にして欲しいとのご依頼が多くなって来た時期でもあります。
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今回たまたま入庫いたしました129ですが、悪いところがあれば見て欲しいとのご依頼を頂きましたが、しっかりと整備もされ特別悪いところもありませんが、やはりゴム類の劣化は否めません。
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特に気になったところはフロントショックのアッパーマウントで、僅か4万キロしか走っていないとは言え、ほぼブッシュの一周に渡りゴムに亀裂が入り抜けてしまうことは時間の問題で、冷却水のキャップと交換させて頂きましたが、ついつい懐かしくて話が長くなってしまいました
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