幸福のクロネコ王子 ~左目の黒曜石の秘密~

郵便局の駐車場に捨てられていたクロネコ。ぼろ雑巾のようにくしゃくしゃで左目に障害がありました。そんな猫と家族との日々

贈られた花と、姉さんを探す黒猫

2018-07-31 08:48:20 | ペット


姉さん猫が行ってしまって、3日後。何をするにも思い出して泣いてばかりいる時、お世話になった病院から花が届いた。孤独のどん底にいるわたしに「知ってます、今が一番くるしいこあてを」って、ささやいてくれたようで、そんなこともちろん花には一言も添えられてないのだけど、一緒に戦ってくれた先生が、若くて細くて化粧っ気のまったくない先生からの心のメッセージが、涙が枯れて渇ききった体中に染み込んでゆく。
ずっと姉さんを探している黒猫が、花から離れない
半年前の夜を、明るい7月の終わりに想う。

行って(逝って)しまった

2018-07-30 22:05:32 | ペット

愛する猫の死を待つということは
まるで、
誰もいない駅のベンチで猫を抱いて、
いつ来るともわからない列車を待っているかのようだ。
猫が乗っていってしまう列車を。
暗闇から音もなく現れる列車を、冷たい風が吹き抜けていくホームで、ただ、待つ。
大好きな猫が私をおいて、乗っていってしまう列車を。
もう、まもなく。いや、まだしばらくある。まだ、こない。もう、くる。こない、まだ。
寒い、つかれた、
ひざで丸くなっている猫を抱く。
わたしは、ほんとうにくたくただ。この駅に来るまでに本当につかれてしまって、なにも考えられない、でも、きてほしくない列車を今か、今かと待っている。
やがて、
かすれた汽笛とともに、列車がホームにゆっくりとすべりこんできた。
来てしまった列車。
ドアがあき、
ひざの上でまるくなっていた猫が、ゆっくり顔をあげると起き上がりぱたんと飛び降りて、すたすたとドアの向こうに歩いていく。列車に乗り込み、ドアがゆっくりと閉まる前に、こちらをふりむく。百万回みなれた、あの子のすましたかわいい顔が
そしてドアが閉まる。
列車がゆっくりと動きはじめ、やがて暗闇に消えていく。
駅には、わたし独り。
もう、いない、あの子が
暗い深い穴に落ちていくような脱力間と抱えきれない喪失感で
駅で、ただ、たちつくす




漫画「ナウシカへのオマージュを込めて」

2018-07-28 09:08:57 | ペット

漫画 「うなぎネコ」

2018-07-27 19:47:52 | ペット
赤塚先生を知らない少年が描く

肉球を冷やす、階段で

2018-07-27 19:32:09 | ペット
肉球を冷やすのは、百歩ゆずって仕方ないとして(理解するとして)、どうよ、みたいな、この顔は、なぜ