突然ですが「繊研新聞」ってご存知ですか?
繊維・ファッション業界の専門紙のことです。
業界のリアルタイムなニュースが書かれた新聞。
といっても、「繊研新聞」を取って読んでる訳ではないんですが、
そのWEB版サイトがあるのでたまに覗いております。
昨日、ちょっと気になる記事を発見しました。
「双日ジーエムシー、米PENDLETONを育成」
http://www.senken.co.jp/news/management/pendleton/
要約すると双日ジーエムシーという日本の会社が
米老舗ブランド・PENDLETONの日本市場における
独占輸入販売権およびマスターライセンス権を取得。
2017年秋冬から本格的始動するといったもの。
ウチでも多く扱うPENDLETONゆえに動向が気になります。
元々PENDLETONはA&F COUNTRYが輸入販売してきました。
A&F COUNTRYはアウトドアブランドに特化した会社で、
多くの名ブランドを見出してきたパイオニア的存在。
個人的にも大好きな会社で、お店にも良く足を運びます。
そのA&Fから輸入権利が双日GMCへと移行。
この流れはPENDLETONにとってどうなっていくのか?
専門家である会社から手が離れるわけですからね。
(A&Fが継続して流通に絡んでくれるのはせめてもの救い)
そして、もっと不安に感じるのがライセンス権の取得の方。
ライセンス(ブランド名)を使って新たな商品開発をするわけです。
ライセンス商品とは「日本独自で開発・展開される商品」のこと。
↑で書いた輸入権利はあくまで「対米国PENDLETON」とのこと。
同じPENDLETONの名前を持った商品でもまったく別の物になります。
(双日GMCがどうこうとか云いたいわけじゃないのは悪しからず)
PENDLETONがすでにファッションブランドとして、
世間一般的にも広く認知されているのは事実だと思います。
ですが、それはあくまでインポートブランドとしての魅力があってのこと。
ブランドが持つ歴史や背景があって初めて成り立つことだと思います。
ライセンス品はインポート品に比べて価格設定は下がるそうです。
分かりやすく云えば、もっと買いやすいブランドになるということ。
ま、消費者としては「あのペンドルトンが安くなる!」は嬉しいこと。
ですが、悲しいかな手にとる品は元のPENDLETONとは似て非なる物。
元々のブランドのイメージと統一した商品を作るとは云ってますが、
でもね、やはりそこには本来のスピリットが欠けたものになる気が。
こうやってライセンス権が移って残念なことになったブランド数知れず。
非常に先行きが心配であります。好きなブランドゆえに・・・orz
と、長々たらたら愚痴っぽく書いてしまいましたが、、、
なんだかんだいって好きなブランドであることは変わりなし!
もちろんGREEN HEAVENはPENDLETONを追い続けます。
アメリカに渡り、スピリットが篭もった物を探し続けますよ!
あなたの1クリックで当店がランキングUP!!
最新の画像もっと見る
最近の「about 洋服」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2004年
人気記事