古着屋GREEN HEAVEN日記「OUT IN G.H.」

苗場 de ロック後編

2日目

宿の朝飯食べる為に8時に起床するが、
めちゃ熟睡するみんなの顔をみたら起こせなくて2度寝。
結局11時前に再度起きて行動開始。今年はほんとのんびり。

会場につき作戦会議。正直夕方まではそこまでお目当てもいない。
なのでドラゴンドラ乗ることに。何気に初です。
チケット買って乗り場に向かったらもの凄い行列。
意気揚揚と乗り込んだら・・・けっこう高いし速い!
しかも後ろ向き乗車なので予測がつかなくて・・・怖い!
小心者というのがバレてしまいましたよ。でも本当にスリルあるわ。


少々無言になりながら着いたその先は・・・山の上!!!
若干霧がかっていて天国に来た気分(行った事無いけど)
奥に見晴らしの良い丘があるのでさらに登ってみることに。
これがまたきつい!普段運動してないツケがここで回ってきた。
ヒイヒイゼエゼエ云いながらなんとか登ってみると、
非常に眺めの良い!最高だね!足はプルプルしてるけど笑
気分がよいのでシート引いてしばし昼寝。
するとリアルドラエモン登場。しかも3人。
せっかくなので写真撮らせてもらう。軽くキモいよ。
さらに奥に向かうリアルドラエモンの動向を見ていたら、
ちょっと人と離れたところでお面取ってタバコ吸ってました。
ネコ型ロボットもつらいね。タバコは4次元ポケットから??
 

しばし昼寝していると、ポツリポツリと雨が・・・。
帰りの便の行列もハンパないのでボチボチ並びますかと丘を下る。
列の最後尾を探して歩いていると雨が本降りに。
こりゃ今日1日は大変になりそうだね~。がんばろ!
帰りのゴンドラは行きほど恐怖を感じずなんとか下山。
地面濡れてないのでどうやら雨はあそこだけだったみたいですね。

まだお目当てもないので、ところ天国で腹ごしらえをしてアバロンへ。
見晴らしの良い定番昼寝スポットの斜面へ。本日2度目の昼寝。
偶然シート広げたところにモジョの店長が。今年はよく会いますねw
満腹でほろ酔いで良く寝れました。起きたら夜7時前。
何しに苗場まで来たんだろ?って一瞬思いました。

気を取り直してヘブンのフラワートラベリンバンドへ。
正直ほとんど聴いたことありませんが、なんとも貫禄のあるステージ。
オレンジに移動してマークスチュワート観ながらお食事。
ゴンブトなビートでみんな揺られてました。
腹を満たして再度ヘブンに逆戻り。今日のメイン・レタス登場!
こりゃまたタイトなリズムに小気味いいホーン。
昨日のJBといい、今年はタイトなファンクが当たりです!
ぶっちゃけソウライヴより好きな感じかもね~。
ヘヴンはもともと音が良いなので、こういうバンド観るには最高!
昼寝もたっぷりして体力満タンだったので頑張って踊りました!

この後はやくも宿に戻り、例年になくまったりな1日。
ま、たまにはいいよね。ちょいとビール呑んで就寝。


3日目

この日は朝8時半起床。ちゃんと宿の朝飯食べる。
12時ころ会場入り。グリーンでジェイソンムラーズ。
野外が似合うとても心地よい歌声に酔いしれました!
天気も最高!今年のフジは雨が少なくて良いね~そんな会話。

・・・・・この後に訪れる出来事のことなど誰も知らない。

いい気分でヘヴンへ移動してシーシックスティーヴ。
白髪でヒゲモジャのおじいちゃんがトボトボ出てきた。
すげー存在感。こら面白くなりそう!
渋さ満点のブルースギターがめちゃくちゃかっこいい!
ワインやジャックダニエルをビンのままガブガブ呑んでる。
おもわず「おじいちゃ~ん!!」とみんなが叫ぶ!
酔いどれグランパのブルースギター最高!あんなじいさんになりたい。

またまたグリーンに戻り、ベンフォールズ。
3ピースとは思えない素晴らしい演奏。ポップでパワフル!
鍵盤弾けるの良いなぁ、と本気で思いましたよ。

ここまで雨が少なく快適なフジロックだったのですが、
ここにきて空には雨雲のみ、とうとう雨が降ってきた!
ベンフォールズの演奏がハイライトを迎えたあたりには本降り!
演奏が終了したころには豪雨。こりゃ半端ないぞ!
まじでセット崩れるんじゃないかと思うくらいの嵐が直撃!
その場を動けずしゃがみ込み止むのをひたすら待つ。
ポンチョも意味ないくらいの雨だし、めちゃ寒いし。
でも、あまりにすごい雨だから逆にテンション上がってました。
もうどうにでもなれ!これぞ嵐のフジロック!かっこよくない?

なんとか豪雨が弱まったところで移動。今日は結構せわしいよ。
ヘヴンのマイケルフランティ&スピアーヘッドを観る。
スカ・レゲエ・ラテン・ロックが混ざったごった煮サウンド!
めちゃくちゃかっこいい!会場も一気にボルテージ全開!
すると会場の熱気に押されたか雨雲が去っていく。
そして、頭上に広がったのは言葉を失うほど美しい夕暮れの空。
綺麗なグラデーションの空に見えるのは・・・虹。
ほんと綺麗な光景で、感動してちょっとばかし泣きそうになった。


これがあるからフジロックって楽しいんだよ。

来る前ラインナップがどうとかブーブー云ってた自分がばからしくなった。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、五感すべてを使って楽しむ。
これこそがフジロックの醍醐味なんだな、ウンウン。
あの嵐だってこの夕焼けの空を見る為のお膳立てなんだよ。
心の底から「フジロックに来てよかったぁ~!」そう思いました。
演奏終りのSEでボブマーリーの「Could You Be Loved 」が流れる。
ボブもきっとこの景色見たら喜んだだろうね。
ボブは絶対フジロックが似合う男だっただろうね。

ホクホクな気分でオレンジに移動。
ナルヨシキクチが大人の空間をプロデュース。
腹ごしらえしながらジャズに酔いしれました。

パワー補給完了でヘヴンへ再び移動。次はリーペリーの登場!
生リーペリーかっちょよすぎ!頭から煙でてるし笑
時代を築いた人の存在感はほんとすごい!ブーティ然り。
どっぷりダビーなビートに観客は揺られまくり!
何度かお色直しして至福の演奏は続く。
そして、ボブマーリーの「Exodus 」が始まった!
ボブの姿はないものの、これはリアルな「Exodus」。
フジでボブ観たかったなあという気持ちが少し伝わったかな。

JB、ボブマーリー、そういった音楽史に残る偉人が残した功績を
よりリアルにより身近に感じられたという意味では
非常に感慨深いフジロックになった気がしました。

この後オレンジに行き、ビルラズウェル presents M.O.D。
ここにも居た!P-FUNKのキーボード偉人・バーニーウォレル!
お得意のスペーシーサウンドでトリップさせて頂きました!

明日はお店開けるし、ここらでそろそろ退散することに。
一番奥のオレンジから、各ステージのトリの演奏を横目に、
今回のフジの思い出を思い返しながら車へ向かいました。

いろいろと不安の多かった今年のフジロック。
でもね、ふた開けてみれば最高に楽しめた。
そうなることは初めから分かってはいたけどね。
やっぱりここでしか体験できない素敵な出来事が満載。
この時間が一生続けばいいな、そんな気持ちでした。

フジロック08終了。長文失礼しました。


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