Born Free

ズタズタ…


 バッティングセンターに行った。

"行った"っちゅうよりも"特打"っちゅうカンジである。

我がチームのメンバー限定のブログで
バッティング談義になってたトコロ、ワシにも誘いが来た。

最近は、ワシが野球をやる上で
さまざまな葛藤が生じてきたさかいに
正直なハナシ、最初はどないしょうか迷ってた。

「取り敢えず、誘ってもうてるウチがハナやなぁ。」

そない思て、行くコトにした。

初めて行くトコロやさかいにちょこっと早めに出掛ける。
クルマで走り乍ら、バッティングセンター繋がりで
思い出したコトがあった。

「あそこ、まだあるんかなぁ?」

っちゅうのはウチからクルマで10分位のトコロにある
ムカシ乍らの"機械まる出し"のバッティングセンターである。

今やバッティングセンターもハイテク化が進み
機械まる出しのタイミングの取り辛いトコロは
時代と共に淘汰されて行き
閉店に追いやられてるトコロが多い。

「おそらく無くなったやろうなぁ。」

そない思てたケドも、な、な、なんと!
今も尚、健在であった。しかも交通の弁はよう無いトコロに
わりかし、ぎょうさんのお客さんで賑わってる。
やっぱり、1打席\200(20球)やもんなぁ。

ワシも、まずそこで打つコトにする。
今どき、"メダル"を購入してから打席に入るスタイルである。
\1,000分購入、五打席入るコトにする。

今日は、初めて"マイバット"なるモンを持ち込んだ。
"マイバット"っちゅうても試合で使えるモンやのうて
木製やけども、中に重りになる芯が埋め込まれてる
練習用の重めのバットである。目方にして約1,100g。
そのバッティングセンターでかなり汗をかいて
腕もフラフラになった。

「もつかなぁ?」

さて、約束の場所に向かう。
M氏に電話をしたら、運転中っちゅうコトで監督のN氏が出た。

「もう、着きますよ!」

思てたよりも早く現地に向かえたみたいである。
それから30分くらいしてからワシも着いた。

そこは、金曜日の21:30までに来店したら10打席\1,000である。
ホンマに腕がフラフラになるまで打たせてくれる。

10打席もあるんでいろいろ目的意識を持ち乍ら練習する。
こないだバッティング談義になった時に
遅いタマを打つコトの必要性っちゅうのが話題に出たんで
それを重点的にやってみるコトにした。

「遅いタマなんか誰でも打てるやん!」

アホなコトを申してはなりませぬ。

モーションがフツウで遅いタマが来るっちゅうコトは
ものごっつうタイミングがとり辛いんさかいに
バッターの手元にタマが来るまで辛抱し切れんで
バットを振りに行ってまうんでカラダのバランスを崩すんです。
更に、ワシみたいな"重いバットフェチ"が
フラフラした腰砕けの状態でバットを振ったら
バットが大波を打ったままタマを叩きに行くさかいに
"カス当り"しか打てないのでございます。

せやさかいに…

「遅いタマを腰を据えて打つ!」

これが目標やったんでございます。

せやけども、先に"予行演習"なるモノをして来た結果
腕はフラフラ、手のひらは3打席目位からマメを潰してしもて
ヒリヒリするさかいにバットを握ると叫びそうな痛さで
聞くまでも無い様な有り様でございます(泪)。

せやけども、たった1Kgの棒切れを振るコトが
こんなにしんどい筋トレになるとは思いもせんかった。
朝、起きたら筋肉痛になってましたわ(苦笑)。

全350スイング。
買うて使うんが二回目のバッティンググローブ(手袋)は
手のひらの部分がささくれ立ってるし
バットのグリップの部分はマメが潰れたコトを
証明する様な血染めの跡が…
(ちなみにマメの潰れた箇所は左右の手のひら合わせて五箇所)

コレで上手くならんかったらウソやろ(泪)。


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