Born Free

ブラックジャックによろしく


 事務所で待機中に先輩ライダーのヒトらと
『アホバナシ』ばっかりしてるコトが多いケド
タマに本棚にある本を読むコトがある。

ここんトコ、ハマってたんが
『ブラックジャックによろしく』。

何巻までコミック本が出てるんかは判明らんケド
とりあえず、事務所には1~8巻まである。
今日は、5~8巻まで一気に読み上げた。
(そんだけヒマやったっちゅうコトかな…苦笑)

このマンガ、TVドラマで放映されてたんで
みなさん御存知やとは思いますが、そもそもが
『重い』内容のハナシばっかりなんやけど
今日読んだ辺りっちゅうののテーマが『がん』。
出来れば特に無縁であり続けたいテーマやった。

ハナシは43歳の女性患者が末期がんに侵されて
『告知』や『抗癌剤投与』を経ていよいよ
『命の終わり』を迎えるっちゅうモノやった。

一度は末期癌であるコトを告げられて
他の病院へ転院するように告げられた女性患者へ
研修医が抗癌剤の投与を続けて延命治療を
施すコトを希望し、さまざまな紆余曲折を経て
最初に宣告した余命期間より長く延命させれた。

でも、やっぱり『死』は近寄って来る。

女性患者が最後に選んだのは
子供と一緒に夏休みを過ごすコト。
その間に行った家族旅行で子供に
自分ががんであるコトを告げる。

夏休みが終り、女性は家族に看取られて最期を迎えた。

不覚にも、他のオッサン衆が『アホバナシ』を
してる前で泣きそうになってもた(苦笑)

ワシが接してるヒトのうちの何人かは
「告知をしてもらって、"後始末"をしてから
              最期を迎えたい。」
っちゅうヒトが居てるケド。ワシは感心してまう。

なんでかっちゅうたら…
恥ずかしいハナシやけど、ワシはごっつう
臆病者やさかいにそんなもんワシに言われたら
かなり高い確率で取り乱してヤケクソになってまうハズ。
ホンマに"ヘタレ"や! あ~情けない。

このハナシを読んでて思い出した本がある。

2000年10月に亡くなった、ホークスのピッチャー
藤井将雄選手の闘病生活を綴った本
『宙に舞った藤井ハリー』である。

藤井選手は告知を受けずに亡くなって行った。
ご家族が藤井選手に「もういっぺんマウンドに昇る』
っちゅう希望を持たせるコトによって
奇跡を信じて、一緒に闘ってたのである。

2000年5月にはなんと! 
2軍の試合ではあるがマウンドに昇ってる。
「これがずっと闘病を続けた人間のタマか?」
っちゅう程、キレのあるタマを放ってた。

告知を冷静に受け止めておいて
(ヒトの見て無いトコロではそうとうツライやろうが)
やり残したコトや悔いが無いようにしてから
死を迎えたいっちゅうヒトはホンマに立派やなぁと思う。

でも、ワシにはキツいよなぁ。
まぁ、元々がカッコ良くないしねぇ。
弱虫っちゅわれても、情けなくてもええから
ワシはやっぱり、何も知らんまま馬車馬のように
人生を駆け抜けて行きたい。

えっ、最後のコトバが『ええカッコしぃ』やって?
えらいスンマヘンなぁ!
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