Born Free

"道"もの


訪問先で、字のハナシになった。

「アレはいくら頑張っても
  素から上手なヒトにはかないませんからねぇ。」
「そんなコトないですよ。」
「ワシなんか、10年間"書道"やっててもこのザマですから…」
「"書道"と"字"は別物ですよ。」
「たしかに、"ペン字"は別物ですよねぇ…笑」

っちゅうカンジのやりとりをしてた。

小学校に入学したあくる日に
字の下手さを矯正する為や無しに
それ以前の、文字を覚えさせる為に
書道に入門し、それから高校一年の途中まで十年間続けた。

最初はイヤでたまらんかったケドも
中学生の頃からは、楽しんで通ってた。

「ひとつ上の段を…」
「もっと上手になりたい!」

っちゅう欲はあんまり無かった。
ただ、単に字を書くコトが好きやった。
その欲の無さがアカンかったんかも知れんケドも…(苦笑)

せやケドもぢつは、未だに"ペン字"は
あんまり得意や無い。キライっちゅうワケでも無いケドも
中々、我がの得心出来る字が書けん。

「毛筆でも、我がの名前書く時に"小筆"使うんがイヤで…」
「やっぱちゃうんですか?」
「ホンマにアレだけはキライでしたねぇ。」

こんなやりとりもしたワケやケドも
小筆を使うんがマジで大キライで
ホンマにヤケクソでフツウの筆の筆先で名前を書いたら
そっちのんがあんじょう書けたさかいに
それ以降は、小筆を使うのを止めた位である。

"書"の"道"の観点からいうたら
ワシのやってるコトは"邪道"なんやろうが
楽しく書けたら良かったさかいに
キモチよく書けたっちゅう観点からでは"アリ"っしょ!

"師範の免状"

今でも欲しいっちゅう風に思う資格やったりする。
せやケドも、それを手に入れる為にギスギスしたキモチで
字を書こうっちゅうキモチは毛頭無い。

"向上心が無い"

その"道"を極めるヒトはそない思うかも知れんケドも
何気無い走り書きやったり、タマに気が向いた時に
古新聞に向かって何も決めんと適当な文句を
筆を手に取って書き留めるっちゅう、趣味程度のコトは
御無沙汰はしてるケドも、今でも好んでる。

いっぺんやってみたいコト。

絨毯みたいなデカさの紙に、我がの身の丈程の
筆をカラダ全体でやりまわし乍ら書くっちゅう
テレビとかでよう、有名な書道家がやってるアレ。

やってみたいなぁ。

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