通訳案内士の気ままな生活

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通訳案内士2次対策②

2012-12-01 21:52:47 | 通訳案内士情報
昨日2次試験を控えた方と少し練習をしました。

そこで思ったことをいくつか。

①日本に関する説明は
予備校関係が出している本で暗記する。
これは基本です。
あと一週間できつくても頑張りましょう。
本来は一次でやっておくべきことです。

②自分のお勧めを話せるようにする
観光地、温泉、レストラン、博物館など
自分が得意でない分野のことまで聞かれるのがガイドです。
専門家になる必要はないですが
情報収集のアンテナは広げておきましょう。

③流行り物も一応抑える
オリンピック(オリンピックイヤーです)、スカイツリー、メイドカフェなど

④過去問はできる限りやる!
過去に聞かれたことは出ないからとやらない人もいると思います。
過去問を完璧にしておけば
そこからの応用でなんとか答えられる問題も沢山あります。

⑤説明は簡潔に
言いたいことを全部言わずに分かりやすさを心がけましょう。
8分の面接ですから、得意な質問が来たら
話しまくって時間を消費するというのも一つの手ではあると思います。
ただ、もっと印象がいいのは簡潔に答えて
面接官に追加質問をしてもらい
それにもきちんと答えられることでしょう。
なので、得意な質問が来たら
まずは逸る気持ちを抑えて面接官に質問をする余地を残し(できれば誘導して)
得意な質問をもう一個引き出すというのが最善です。

例えば、
試験官「桜を見る一番いいシーズンは?」
受験生「場所によると思いますが、東京あたりだと4月初めが一番です。東京にはいくつか有名なお花見スポットがありますよ」
試験官「たとえばどこですか?」
受験生「来た!(心の中)。そうですね~、皇居の千鳥が淵や隅田川、上野公園が人気で、みんな朝から場所取りをします」
試験官「あなたのお勧めはどこですか?」
受験生「来た!(心の中)。やはり上野公園です。やはり宴会がにぎやかで楽しいですよ!夜桜も楽しめます。」
という感じですね。
まあ、現実はそう上手くいきませんがここまで堂々とできたら合格確実です。

悪い例だと
試験官「桜を見る一番いいシーズンは?」
受験生「そうですね、場所によって違います。桜前線(えーっとなんて訳せばいいんだっけ?)は南からやってきて、どんどん北上します。ベストのシーズンは2週間ぐらいしか続かないので難しいですね。そういえば河内桜っていう2月ぐらいに咲く桜もありますよ。日本には花より団子っていう言葉があるんですが、みんな桜の下で宴会を楽しみます。」
試験官「そうですか。では次の質問です。」
といった感じですね。
実際ガイドになればこんな感じでしゃべり続けるわけですが
テストでは聞かれた情報プラスアルファぐらいで止めておきましょう。

もっと悪い例は言うまでもなく
試験官「桜を見る一番いいシーズンは?」
受験生「東京では4月の頭です」
試験官「どこがおすすめですか?」
受験生「上野公園です」
試験官「どうしてですか?」
受験生「にぎやかだからです」

これではホスピタリティーを感じませんね。

まずはやはり接客業だということを忘れずに。
特に日本人の面接官はプロのガイドです。
a, the なんて冠詞を細かくチェックするような英語のテストではありません。

そのあたり気をつけて頑張って下さい!

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