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平成30年度 第二揚水機場電動機整備工事の整備報告

2018-12-13 14:49:15 | STAFF H
今年度の適正化事業は、「第二揚水機場電動機整備」と「第一・江北新開外壁塗装改修工事」を行います。今回は、先月に工事完成検査が終了した「第二揚水機場電動機整備」について紹介いたします。

第二揚水機場では、ポンプ2台で下北条地区と大栄地区の散水を行っております。
今回の整備は、ポンプに付帯している電動機のオーバーホールを対象としています。
この電動機は、昭和58年に県営かん排事業で設置されて以来、35年の年月が経過しています。過去に2回のオーバーホールを行っており、今回で3回目を迎えます。
オーバーホールは定期的に行うように計画していたのですが、昨年の散水期間中に№2電動機から周期的に異音が発生していることに改良区職員が気付き、急遽、今年度の適正化事業で整備を行いました。通常、整備は散水期間外の冬に行いますが、緊急性のある№2は雨期で散水量の少ない6月に整備を行い、№1は9月に整備を行いました。

整備内容は、工場で分解前計測、目視点検、分解清掃、乾燥及び部品清掃、ワニス処理乾燥、交換部品取替、組立、塗装。
ポンプ場搬入後は、芯出し調整、耐電圧試験、高圧ケーブル結線、試運転調整を行いました。これらの整備状況の一部を写真で紹介いたします。


1号機着工前

2号機着工前

このようなレールを使用しポンプ場の外へ搬出しユニックで運搬します。

整備工場へ

分解後のベアリング状況

固定子コイル状況

長年の汚れが目立ちます

固定子を高圧洗浄

清掃後

ワニス処理中

固定子ワニス処理後

綺麗な仕上がりです

同じく回転子を高圧洗浄

ワニス処理の状況

浸透探傷検査 各パーツ、異常なし

絶縁耐力試験、異常なし

ベアリングは消耗品の為、新品に交換

負荷側と反負荷側に新品ベアリングを挿入

下地塗装後

中塗り塗装後

整備完了後、絶縁抵抗測定

ラッピングして工場からポンプ場に輸送されます

ユニックで搬入

搬入状況

据付状況

芯出し状況

耐電圧試験 6900Vで10分間行い、異常なし

1号機完成

2号機完成

全ての整備写真を紹介できませんでしたが、整備内容の報告とさせていただきます。
整備結果は、機器の破損などはありませんでしたが、古いグリースの固着によりグリースの循環が悪くなり、異音の原因となったようです。
古い電動機ですが、今後も定期的な整備を計画して少しでも長持ちするように管理を行っていきます。


平成30年度
 事 業 名:土地改良施設維持管理適正化事業
 工 事 名:第二揚水機場電動機整備工事
 施工場所:東伯郡北栄町下神
 工  期:着工 平成30年5月8日
      完成 平成30年10月31日
 請負代金額:金4、536、000円
      (うち取引に係る消費税及び地方消費税の額 金336、000円)
 施工業者:倉吉管機工業株式会社
 工事内容:第二揚水機場 電動機のオーバーホール2台

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