遠州森町の香勝寺にて
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待宵の月は高みに雲早し 浜木綿
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秋天や両の脚にて地球蹴る 秋水
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枝折（しお）るれば三年（みとせ）となりや彼岸花 浜木綿
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我が家より分かれあやめの生気かな すいすい
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木漏れ日の天輪をうけ掌 秋水
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折り紙のほどけるやうに鉄線花 幢舟
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浮かれりは枝が末なる春満月 浜木綿
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春ふかき星にしばしの別れかな 恭子
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投句させていただきます。
ぎんなんを炒る焙烙は弾けたり 秋水
初ものの銀杏です。