おはようございます。ヘアエピテーゼ協会です。
今年もたくさんの活動を通じて、多くの方とつながることができました。この一年を振り返りながら、皆さんに少しご報告をさせていただければと思います。
4月、ヘアエピテーゼ協会では、患者さんのためにウィッグ(医療用かつら)を提供するだけでなく、その技術や知識を学ぶ場として「かつらの学校」を提供しています。
今年は埼玉、北海道、大阪などからもウィッグの勉強に駆けつけた美容師さんもいて、みなさん和気藹々と技術を学んでスキルアップしていきました。
また翌週には、鳥取の再現美容師・横川千歳さんがNHKの「いろ・ドリ」に出演。再現美容師の活動を紹介されました。
9月、福岡の再現美容師・杉本千加さんが、ご自身の活動や体験を綴ったエッセイ『真っすぐ』を自費出版されました。
この本には、再現美容師としての想いや、患者さんと向き合う日々がたくさん詰まっています。
読みながら、思わず胸が熱くなる場面もたくさんあり、杉本さんの優しい言葉に励まされる方が多いのではないかと思います。
11月、東京・五反田にある協会本部で全国会議を開催。
全国から集まったメンバーが、日々の活動の報告や悩みを共有しながら、これからの協会について熱心に話し合いました。
また、患者さん一人ひとりに寄り添うためのウィッグの作製方法や、再現美容師としての技術向上についても多くの意見が交わされ、最後に理事長の宮崎文子さんから再現美容師のディプロマを授与され活気に満ちた時間を過ごしました。
特に、若手のメンバーが講師となって行ったカット講習は、とても実りあるものでした。
日常の活動としては、脱毛された方の自髪カットや、まつげのケア、そして患者さんの気持ちに寄り添ったアピアランスケアを大切にしています。
「どんな状況でも、自分らしくいられること」それを叶えるお手伝いができればと、スタッフ一同、心を込めて取り組んでいます。
今年も、たくさんの温かいご支援と応援のおかげで、活動を続けることができました。本当にありがとうございました。来年も、少しでも多くの方のお力になれるよう努力してまいります。どうぞ引き続き、見守っていただけると嬉しいです。