鯉幟と猫 後編

快晴で、適度に風も吹いて、鯉幟を上げるのにもってこいの日です。前日よりも風は緩かったけど、この日の方が、よく泳いでくれました。

白太郎「今日は鯉幟観賞の他に、トマト畑のチェックもするぜっ！」

ＲＯＣＫ「今年も虫捕りですか？（笑）」

白太郎（すた、すた・・・）「悪い虫無ーしっ！」

ＲＯＣＫ「おおっ！今日は真面目に見て歩いてるよ。偉い、偉いっ♪」

※　今年は、ミニトマト２種×2と、普通のトマト×1です。

白太郎（すり、すり♪）「ＲＯＣＫさん、ここんとこ毎日一緒に遊べて楽しいなぁ～っ♪」

ＲＯＣＫ「ううっ。明日の朝はまた、行っちゃダメニャの駄々っ子モードになるな・・・。」

白太郎「むっ！さっきから、こっちに来ようとしてる猫がいるんだよな。」

ＲＯＣＫ「短い尻尾の偽白太郎だね。」

ＲＯＣＫ「そろそろ戻るよ。」

白太郎「嫌だーっ！偽白太郎を成敗するんだーっ！！」

ＲＯＣＫ「嘘おっしゃいっ！そんな事出来ないくせに。」

　　　　 「遊び足りないだけでしょう？」　 　

ＲＯＣＫ「端午の節句の御馳走あるけど、いらないの？」

白太郎「ＲＯＣＫさんっ、ぐずぐずするなっ！早くお家に戻るぜっ！！」

ＲＯＣＫ「変わり身早いなぁ～っ（笑）」

ＲＯＣＫ「はい、お雛祭りから待ってたんだよね～っ。」

白太郎「ぐふふっ。今回は堂々と沢山食べられるぜっ！」

　　　　　「おやっ？何故かグレ美用の【ちゅーる】があるが・・・？？？」

ＲＯＣＫ「皆で食べるからですっ！！」

あめちゃん「それは、ＲＯＣＫさん専用、子供の日の御馳走でしゅか？」

ＲＯＣＫ「そーそー。」

虎美「子供は、ビール飲んじゃあダメなんでしゅよ。」

ＲＯＣＫ「余計な事は、言わんでよろしいっ！」

あめちゃん（びしっ！）「一番お利口さんにしてたあたしに、マグロをくれでしゅっ！」

ミルク「ミルクなんて、365日毎日お利口さんにしてるでちっ！」

あめちゃん「あたしに対抗するなんて、超生意気猫でしゅっ！」

写真を撮ってる隙を突いて、ミルクが鳥の唐揚げを丸々一個強奪・・・。

ＲＯＣＫ「あーっ！何が365日毎日お利口さんにしてるだーっ！！」

グレ美「ミルクちゃん、早く謝りなさいな。ＲＯＣＫさん怒ってるわよっ！」

ミルク「この唐揚げは、誰にも渡さないんでちからーっ！！」

ミルク「うみゃい、うみゃい♪」

グレ美「こーゆー時のミルクって、すっごく意地っ張りになるのよね・・・。」

さらに、残りのカリカリをしまっておいたお皿を引っ繰り返して食べ始めた熊の様な虎美番長・・・。

グレ美「虎美っ！あなたがそんなだから、小さい子に悪い影響が出るのよっ！！」

虎美「番長は体力が半端なく必要なんでしゅっ！他猫の倍食べなきゃいけないんでしゅーっ！！」

グレ美「白太郎お兄ちゃんみたいな事言わないのっ！」

グレ美「はぁ～っ、怒りつかれたわ・・・。」

ＲＯＣＫ「損な役回りだねぇ～っ。」

ロン君「大人しく待ってれば、ちゃんと貰えるのにねぇ～っ☆」

ＲＯＣＫ「ロン君は良い子だねっ！」　※マグロに齧り付いています。

ＲＯＣＫ「白太郎、はしゃぎ疲れちゃったみたいだね。」

　　　　　「それにしてもミルクの奴、まだ食ってやがる・・・（呆れ）」

ノリママ「今年も白太郎の為に色々有り難うね。」

ＲＯＣＫ「ノリちゃんも中に入って、一緒に食べようね。」