モシャシャ様、苦難を乗り越える。（後編・４月）

◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇

テラス猫から元の生活に戻ったモシャシャ様。

しかし、数週間振りに姿を見せた彼は、意外な姿になっていました・・・

モシャシャ様「ＲＯＣＫさん、助けて下さーい！！」

ＲＯＣＫ「怪我の治り際と毛の生え換わりで、痒くなって掻いちゃった？」

　　　　 「炎症起こしてる感じだね。抗生物質塗っておこう・・・。」

モシャシャ様「宜しくお願いします・・・。」

ＲＯＣＫ「薬が効けば、炎症も治まるからね。」

　　　　 「引っ掻いちゃったりしちゃぁ駄目だよ。」

モシャシャ様「お手数お掛けします・・・。」

ＲＯＣＫ「シーバ食べて、元気出してねっ☆」

ノリママ「モシャシャ様、大丈夫かしら？」

虎子「モシャシャ様ーっ！死んじゃ駄目ーっ！！」

モシャシャ様「虎子ちゃん、そこまで重症じゃないから・・・。」

◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇

その後は、続けて薬を付けて貰い、ご飯を食べて元気になっていきました。

そして、猫軍団みんニャの温かさに触れて・・・

モシャシャ様「今日もお薬塗って下さいます？」

ＲＯＣＫ「ＯＫ！ご飯も食べて行こうか。」

姐さん（じぃ～っ）「モシャシャの奴、ボロボロだニャ・・・。」

姐さん「ほんとに大丈夫なのかニャ～・・・？」

ＲＯＣＫ「黄子ちゃんにもカリカリあげるね。」

姐さん「いらニャイ。」

姐さん「あたしの分も、たくさん食べて行くといいニャ。」

モシャシャ様「黄子さん、ありがとうございます。」

　　　　　　　 「黄子さんに優しくして貰うだけで、元気が出ますわっ☆」　

姐さん「早く治るといいニャ・・・。」

モシャシャ様「はぁ～っ、まだまだ完治までは掛りそうね・・・。」

ブッチ先生「モシャシャ様さぁ～、無理して一匹で生きて行くの辛くニャイ？」

モシャシャ様「・・・。」

ブッチ先生「僕も一匹でいるのが気が楽ニャ。」

　　　　　　  「でもさ、ここがあるから安心して一匹でいられるとも言えるニャ。」

　　　　　     「モシャシャ様も、猫軍団に入った方がいい気がするニャ。」

モシャシャ様「・・・。」

モシャシャ様「ＲＯＣＫさん、あたくしも猫軍団に入って宜しいのかしら？」

ＲＯＣＫ「黄子ちゃんが認めてるんだから、ＯＫ！だと思うよ。」

　　　　 「それに猫軍団は、白面やブッチみたいに常駐してなくてもいいしね。」　

ノリママ（クン、クン）「モシャシャ様猫軍団入り？それじゃあ、匂いを覚えておかなきゃ！」

モシャシャ様「まだ入るって決めたわけじゃありませんわっ！」

モシャシャ様「すぴぃ～っ、すぴぃ～っ♪」

ＲＯＣＫ「ふふふ。でも、最近は毎日お庭に来てるよね。」

　　　　 「もう、十分仲間ですよ。来たい時は、いつでも来ていいんだよ・・・。」

白太郎「ムムッ！モシャシャ様がカリカリを食べずに爆睡してらぁ～っ！！」

　　　　 「俺様が食ってやろうか？」

ＲＯＣＫ「疲れて寝てるだけで、後で食べるってっ！！」

モシャシャ様「よく眠ったから、食事が美味しいですわ・・・。」

※↑出し直して貰いました。口元にあった物は、ノリママ＆白太郎親仔のお腹に・・・。

◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇　　　　　　　　　　　◇

少しずつ炎症も治まり、夏用の短い毛も無事に生えてきました。

モシャシャ様「ショート・モシャシャで復活よぉ～っ☆」

ノリママ「やっぱり、夏バージョンはモシャシャ様らしくないです・・・。」

モシャシャ様「あらっ、失礼ね・・・。」

ノリママ「でも、元気になってほんと良かったです。」

モシャシャ様「ノリさん、ありがとうね・・・。」

　　　　　　　　「あの、一ついいかしら？首輪、落ちそうですわ・・・。」

ノリママ「ふふっ。ダイエットが成功したって事かしら？」

白太郎（ガクッ）「ママそれ、首掻いてる時に伸ばしちゃったんだよ・・・。」

モシャシャ様「やっぱりあの親仔、漫才コンビが合ってそうね・・・。」

モシャシャ様「さて、あたくしもパトロールのお手伝いをしようかしら？」

　　　　　　　 「運転手は誰です？早く車を出して下さいませっ！！」

モシャシャ様、猫軍団員になるならないは別として、皆とずっと仲良くね・・・。