そして、その日は梯子映画(((^^;)何故ならばレディースデイだから
こちらは友人と共にシネマフロンティアという、札幌駅直結のシネコンさんです。
私、ミッキーちゃんがことのほか好きだったので、ウォルト!って呼びたいくらいのディズニーファンでした。何をおいても兎に角ハッピーになってくれーみたいな話が見たかったの。ディズニーなら!いや、ウォルトならば~!!と思ったのですが…。
友人も、私も少し前に別々のグーっと気持ちのふさぐ映画を見ていて(でもつまらないわけではないので)自分の気持ちの持って行きように戸惑い、ならば、ディズニーで癒される?的な実に浅薄な心持ちで臨みました。
なんと、こちらもまた切ないです。それも、自分自身で求めて打ちひしがれるのとは違い、自分ではどうにもできなかった悲しい辛い幼児体験が、物語のバックボーンなんですよ。
映画が終わったらば早目に帰りましょ!と言っていたのに、おビールを飲まずにはいられないほど心打たれるお話でした。
Mrs.トラヴァースの、頑なな孤独な生き方を、エマトンプソンが素晴らしく演じていて、わかるわー!となんで…?を繰り返しました。
幼少期の経験は、気づかないようでいて必ず自分の体幹に染み付いているのか!と少しショックを受けました。Mrs.トラヴァースは、少しでも心持ちが楽になったのでしょうか…。
ただ、時代背景に沿った衣装は、皆、可愛らしくてそれが救いでした。
トムハンクスさんも、ウォルトそっくりだし、映画中のミッキーの着ぐるみも、当時バージョンだったりして、ハリウッド、スゲーなぁとも、感心しました。