つい・・・この間のことでございます・・・
日の辻の刻には・・・まだ少し早く・・・
京の街中を 歩いていた時でございました・・・
目の前には 平安京建都に貢献され、
和気清麻呂公をお祀りしておられます「護王神社」がみえてまいりました・・・
ちょうど・・・
京都御所の烏丸通り沿いに鎮座する社で、
孝明天皇の勅命により 京都御所蛤御門前に遷座されたのでございます。
こちらには面白い故事があります。
突然現れた三百頭もの猪が和気公を度重なる災難から救い道案内をし、
いのししの神社として みなに親しまれ現在に至るのでございます。
また清麻呂公が悩んでおられた足萎え(あしなえ)が不思議と治り、
公は立って歩く事ができるようになったと伝えられており、
この故事により、護王神社は「 足腰の守護神 」として広く崇敬されているのでございます。
そして・・・有名な清麻呂公の産湯井・・・すこしばかり固く結んだ梅の蕾が・・・沢山ついておりました。
鼻先に梅の香がふと感じられる春の気配が・・・
・・・梅の精のいたずらでございましょうか・・・
本殿にて清麻呂公様を祀らせていただきました・・・
拍手は・・・少し鈍い詰まった音・・・
日が昇りお出掛けなさって やはりいらっしゃらないご様子
そのかわりに・・・招霊木・小賀玉木神使が出てこられ・・・
静かに・・・事の成り行きを申し上げますと・・・
「 お伝え申し上げます 」との返事をいただいたのでございます・・・
お礼を申し上げ・・・
神社を後に致しました・・・
「 宜しくお願い致します 」 と・・・
如月も半ばの京の街は・・・珍しく暖かく穏やかな日が続いております・・・
早いものです・・・もう弥生の足音が聞こえるようじゃありませんか・・・
・・・「後の祭」の ・・・はじまりでございます・・・みなさま・・・
「 お心引き締めてください 」ますよう・・・宜しくお願いいたします・・・
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