
四国霊場八十八カ所の七十八番から七十四番札所を訪ねた。今日は腰を据えてお寺を廻ろうと意気込んではみたが、出発が11時と出遅れてしまい5か所しか廻れなかった。
・七十八番札所:郷照寺
宇多津町の南、青ノ山のふもとの高台に建つ。弘仁6年(815)弘法大師42歳の頃この地を訪れ、自作のご尊像を刻み厄除けのご誓願をなされたことから「厄除けうたづ大師」として信仰を集めている。寺院内は工事中の所が多く、新しく石像やお社を建てているようだ。個人的には、神社仏閣は古びた建物の方が有難みを感じ、真新しいと白けてしまう。と言いつつ、良く考えてみると今年は本厄である。白けながらも、ついでに厄除けも頼んでおくことにする。
また、今日は特別に弁当を持参である。頂き物の松茸で炊き込みご飯を作り、瀬戸大橋の見える「うたづ海ホタル」で食べる。天気も良く、海を見ながらの松茸は格別の味がした。(松茸は韓国産なので、香りが控えめで少し残念)
・七十七番札所:道隆寺
多度津に位置し、江戸後期の典医・京極左馬造公の墓所で、眼病にご利益があると信仰されている。実はお爺ちゃんが目の病気で段々見えなくなってきているので、真剣に治ります様にとお願いをしてきた。本当に治ってくれると、有難いのだが。
・七十六番札所:金倉寺
金倉寺は、智証大師(円珍)さま御誕生処、 乃木将軍寓居の寺としても知られている。幼少期に、この寺院内で遊んだ記憶がある。大きな楠があり、小さいながらもいつか登ってやるぞと密かに思った事を思い出す。楠はこの歳になって見てもまだ大きく感じ、またバチが当たったら嫌なので、未だに登れるようには思えない。諦めることにする。
・七十五番札所:善通寺
善通寺の西院、御影堂の奥殿が建つ場所は、弘法大師の母君のお部屋があった場所と伝わっており、お大師さま御誕生の聖地として大切にされている。実家が善通寺なので初詣など何度も訪れているが、賑わっている理由に納得する。
・七十四番札所:甲山寺
甲山寺周辺は弘法大師の故郷で、幼少時代によく遊んだといわれる場所。地元なのに初めて訪れるのだが、甲山の東側に位置し夕方なので影となってヒンヤリしており、日中の暑さと対照的で神秘的に感じる。
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