ほぼ毎夜、歩いています。歩き出して1年経つかしら。
最初の頃の話です。
闇夜の向こうにみえる、街灯に映し出されたシルエットが、夫に見えて。
錯覚しちゃった。夫が生きてるって。。以前、気が向いたときに、夫を迎えに行ったりしてたから。
涙が溢れて仕方なかった。そこにうずくまって泣きたかった。
その人が段々近づいてきて、ちゃんと見ると、全然似てなかった。
夫のほうが断然いい男じゃん。見間違えてごめんね、パパ。
その人、時々、会うの。すれ違うとき、心のなかで「お帰りなさい」って
言ってます。
もうすぐオリオン座が見えるかな。