
こんにちは,花見月です
翌日はウェーディングでランガンしてみました
現地到着は16時
昼からの風で内浦では珍しく波立っていました
久々のウェーディングです
ウェーディングは,外浦で磯に渡るときぐらいしか経験がありませんが,人生初のウェーディングランガンに挑戦してみました
まずは,スイッチヒッター65Sキビナゴカラー
スイッチヒッター65Sはホントによく飛びます
しかし,数投しますがノーバイト
あれ・・
でも,今回は足で稼ぎます
遠投してから,歩きながらリトリーブをします
海中を歩きますので,歩幅は小さくして進みます
50mほど移動したところで初ヒットがきました
豪快なエラ洗い
すぐに体を沖に向き直してファイト開始
しかし,2度目のエラ洗いで痛恨のフックアウト
・・・・・・・・
しまった・・・・
いつも心掛けていることをすっかり忘れていました
それは,エラ洗いをさせないように,ロッドを横に低く倒し,ドラグを状況に応じて緩めることです
自分の経験では,夏場のシーバスをロッドを縦にして寄せようとすると,シーバスは上方向に頭を向けられるせいか,そのまま海面から出てしまい,エラ洗いをしやすくなります
そこで,ロッドを海中につけるぐらいに低く横に倒すことで,海面に近づけないようにします
そして,ヒットしてからドラグを緩めます
平時のドラグは少しだけ緩める程度ですが,掛けてからさらにドラグを緩め,シーバスペースにします
シーバスは過度に負荷がかかるとエラ洗いや強烈な頭ふり(シェイク)を行うからです
これがフックアウトの大きな要因となります
もちろん,シーバスはドラグを緩めた分走りますが,徐々にドラグを締めながら,巻いては寄せて,巻いては寄せてを丁寧に繰り返すことでシーバスもさすがに疲労し,終盤はおとなしくなります
いつもはこのようにしてシーバスを寄せているのですが,初のウェーディングランガンに失念していました
それから,またキャストをし,歩きながらリトリーブすることを繰り返し,目的のポイントであった岬の先端付近に来ました
岬の先端付近はくるぶしぐらいまでの水深しかなく,そこから沖の方へ入ります
単独釣行ですので,安全のため脚の付け根までしかつかりません
予想していた通り,岬の先端は潮通しが良い感じがしました
ここで,サイレントアサシン99Fにチェンジ
まだ日も明るいので,やや速めのリトリーブ
すると・・
バイトを感じてから,瞬間的にエラ洗い
飛沫が高く舞い上がり,ひときわ大きな魚体が目に入りました
これはばらしたくない
ファーストジャンプは仕方がありません
さっきの反省を思い出し,すぐにロッドを横に倒し,ドラグを緩めます
すると,ドラグが猛烈に回り,ラインが海中に引き込まれていきます
静寂な中に鳴り響くドラグ音が,緊張感を高めます
徐々にドラグを締めて,シーバスにプレッシャーをかけすぎないようにして少しずつ寄せます
しかし,近くまで寄せたと思ってもすぐにまた沖の方へ走っていきます
その度にドラグを緩め,相手の様子を見ます
眼前に魚体が見え始めました
ここでウェーディングのベテランならフィッシュグリップでキャッチするところですが,自分はネットランディングです
シーバスは走り疲れたせいか,頭をすっとこちらに向けて寄ってきます
魚体が完全にフレームの中に入ったことを確認してから,力強く掬い上げます
やった
大きい
安堵のため息がこぼれ,しばらく呆然と立ち尽くします
その後,先程よりも一回り小さいシーバスをキャッチしました
ストリンガーに2匹を掛けて,それを自分とつなげて再びランガン開始
今日は波立っているせいで活性が高いのだろうかと考えていると再びヒット
強烈な引き
ドラグが止まらない
このシーバスはエラ洗いをしなかったため,かえって今までとは違う大物の気配を感じました
そして,激しいシェイク
まずい
このままだとフックアウト
これ以上ドラグは緩められない
そこで,シーバスの呼吸に合わせるようにロッドの先を微妙に沖に戻し,むやみに暴れさせないようにします
しかし,シーバスは縦横無尽に海中を走り回り,途中根に擦れるような感覚が伝わりました
やばい
根ずれによるラインブレイクを防ぐためロッドを少し上げ,自分自身も大きく移動してシーバスの走るルートを変えます
なんとか寄せていると手前5mのところで猛烈なエラ洗い
こんなところで!?
心臓が止まりかけました
息を長く吐きながら,動悸を抑えます
手前2mのところまでくると,こちらから魚の方へ寄っていき,シャフトをのばしました
巨体が完全にフレームの中に収まり,すぐに掬い上げました
まちがいなくランカーサイズ
長い闘いを制し,横たわるシーバスを見て,沸々と嬉しさがこみ上げてきました
アサシンがバックから3分の2ほど食われていました
それからまたストリンガーに掛けて,ランガン
腰から延びるストリンガーにつながっている3匹のシーバスを見て,なんだか子分を引き連れているようで思わず吹き出してしまいました
陽が完全に沈み,夜のとばりが下りる中,沖から伝馬船の乾いたエンジン音が聞こえてきたと思った途端
ヒット
急にきた
エラ洗い
ファーストジャンプは仕方がない
これ以上,エラ洗いをさせないようにすぐさまロッドを横に倒します
さすがに腕に疲労感を感じましたが,当然逃したくない
手前には磯もあり,そこに巻き付かないように移動しながら寄せます
しかし・・
子分どもが目の前で悠然と泳いでいます
邪魔!
ストリンガーの紐をグイっと手前に引っ張り,子分たちを後ろに下げます
4匹目も大きかったです
そして20時には潮が止まり,風も止み,海はいつもの凪いだ状態になりました
ここで納竿
終わってみれば,すべてサイレントアサシン
今までもこのルアーのおかげで何匹のシーバスと出会うことができたことか
側面の塗料がはがれ,少し錆び付いてきたフックを見て,妙にいとおしさを感じました
次回も釣れるといいな(^^)
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