今日は猫の日


コフちゃんとの出逢いは
近所のペットショップだ。
コフちゃんを連れ帰る時、

「この子はもう大きいから
ひと月以内に何かあっても保証はできない。」
という意味のことを言われた。
物のように扱われる小さな命。

「命は売り買いするものではない。」

売れればまた作られる。
この連鎖を止めるのは
「買わない」こと。
それは
理解しているのだけれど
ペットショップの前を通るたびに

小さなボロボロのぬいぐるみをくわえて
ガラス越しに外をじっと見つめるトイプードルや、
トイレに敷き詰められた新聞紙の上で
団子を作ってる猫たちが
小さなゲージの中で
どんどん大きくなって行く姿を見ると

「この子たちが早く売れますように。」
…と思わずにいられない。

罪のない命。

罪深い人間。

罪深い自分…。