今週の月曜日、リボンが亡くなりまし11歳と半年でした。
最初は一昨年の11月に、風邪のような症状が出て、お薬を飲み、落ち着いたのですが、今度はくしゃみが出るようになりました。何か、鼻に刺さったりしてるのかもと、お薬を飲んでも、なかなか治まらず、その時に、もしかしたら腫瘍でもできてるかもしれないから、CTかMRIを撮ってみてはと言われましたが、健康診断で、腎臓も少し悪くなり始めてると言われたのと、かりに腫瘍だった場合、鼻の骨の所を切って開かなければいけないと聞いて、かなり躊躇しました。犬の場合、腎臓が悪くなると、進むのが早いので、どちらが先に悪くなるのかとも、迷いました。
年が明けても、くしゃみをするくらいで、他の症状も無かったので、先生も、やはり何か刺さってるのかな~?と。でも、その後、片方の鼻が通らなくなり、しばらくすると、両方の鼻が通らなくなって、リボンもパニックになるときがありました。寝ても息が苦しくて、寝れなかったり、鼻血が出たりもしました。その時初めて、ご飯を食べなくなりました。でも、しばらくすると、口で呼吸するのも覚えて、また普通の生活に戻りました。そんな風でしたが、最初から一年位経つので、やはり腫瘍じゃないかな~と思っていたら、床に少し血が付いた、白い軟骨のような物が落ちていて、リボンから出た物だろうと、検査に出したところ、「軟骨肉腫」という結果でした。
O先生のお話だと、比較的、経過の長い腫瘍で、あちこちにできるが、鼻にできた子は初めて見ましたと言われました。しかし、やはり手術は、顔を開けてする、かなりリスクが高いもので、鼻で呼吸ができなくなってるリボンにはそうとう危険なので、このまま対処療法で行くことに決めました。
そこからは、お薬を変えて、様子をみました。左の頬が少しポッコリ出てきましたが、時々鼻血が出るくらいで、普通の生活ができて、今年のお正月も迎えられて、久しぶりに、私の弟や、東京にいる従兄弟にも会って、可愛がってもらいました。でも、その頃には、鼻から中の腫瘍が見えるようになっていました。
それから数日経った所で、顔が腫れて、左目が斜視のようになり、目の白目の所が出てきたりしました。リンパが圧迫されて、むくみが出てるからだそうです。注射をしてもらうと、むくみも取れて良くなりましたが、またしばらくすると、別の所にむくみが出て、注射をしてというのを、繰り返していました。でも今度は鼻の上が腫れてきました。骨が解けて、腫瘍が大きくなってきたよでした。目からも血が出るようになりました。
両方の目から血が出て、カチカチになって、目も見えなくなると、ご飯も食べれなくなりましたが、注射をして、お湯で目を洗ってあげて、少し目が明くと、嬉しそうにしてご飯を食べていました。
でも、腫瘍はどんどん大きくなり、顔も変わって来ました・・・1月の末頃、口の中にも広がった腫瘍から出血し、病院に連れて行ったときは、臭いも酷く、もうダメかもと思っていました。以前からO先生から「出血が止まらなくなったり、腫瘍が大きくなって、呼吸が苦しくなったら、可愛そうだけど、眠らせてあげるという選択肢も考えててください」と言われていたので、その時は覚悟しました。でも、その時、「まだ、頭もしっかりしてて、触ると力強く尻尾も降ってくれるから、まだ眠らせるなんて出来ないから、長く効く、抗生剤の注射をしましたから、もう少し、頑張ってみてください。」と言われました。
すると、次の日には、臭いも消えて、少し食べてくれました。それから、数週間、腫瘍はますます大きくなって、出血もしていましたが、食欲は元に戻り、ボールもくわえて、ご機嫌でした。
2月の26日、又、注射をしてもらい、帰ってきて少しすると、又、かなりの出血が有りました。腫瘍に圧迫されて、両目もほぼ見えなくなっていましたが、かなり動いていましたが、次の日はご飯は食べたものの、あまり動かなくなっていました。大きな出血が2回有りました。
そして28日。午後から病院に連れて行ったとき、また出血をして、今度はなかなか止まりませんでした。腫瘍で出血を繰り返すと、血小板が無くなって、止まらなくなるのだそうです。
止血剤を2本打っても止まらず、吹き出すような感じでした。先生も「これ以上は可愛そうだから・・・」と。その後すぐ、パパを呼んで、覚悟をしました。いつもは先生にも触ってもらうと、尻尾を振るのに、血も口の中に入って行き、苦しかったのだと思います。たぶん、脱力もしてきて、ガスも出てきました。先生が、一旦お家に帰りますか?とも言われましたが。家に帰っても、このまま出血が止まらなくて、苦しむのなら、大好きな先生たちも居る中で、見守りながら行かせてあげたほうがと思い、お願いしました。
苦しみもなく、そのまま眠りにつきました。
リボンは、初代のハッピーが亡くなった後、パパが生まれ変わりを探しペットショップで一目ぼれした子でした。名前もreborn(生まれ変わりです。ちょっとハッピーとは違いましたが・・・
やんちゃで、甘噛みもなかなかなおらず、パパにはかなり怒られていました。運動神経が良く、フリスビーも得意で、ボールは大好き
なかなか離さないのがたまにきず
子犬の頃から、ホテルに来てくれた、先輩ワンコたちに遊んでもらって、誰とでも、遊べたし、新人の躾も上手でした。
2歳の時には5頭の子犬も産んでくれました。最初の子が生まれたとき、子犬に唸ったので、子育ては無理なのではと心配しましたが、疲れをおこすほど、良く面倒みてました。おかげで、ずーっと一緒のハートは甘えっこに育ちました
ハートも生まれて、仕事もしないといけないので、リボンには、他のわが子たちに比べて、手をかけてあげれなかった気がします。でも、病気になってからは、かなりの時間お世話できて、良かったかな。
最後の日の朝まで、ご飯もおやつも、全部食べて、自分で歩いてトイレもちゃんとして、病院も大好きで、良い子でした。痛くて苦しい時もいっぱいあっただろうに、けなげに頑張ったね。今頃は、会ったことのない、ハッピーとリボンと遊んだシェリーとバービーと遊んでるね。
長くなりましたが、ずーっと一緒に考えて、本当に色々な方法をアドバイスしてくれた、O先生ご夫婦には、感謝しか有りません。リボンも大好きでした。可愛がってもらってるのが分かって、帰りたがらなかったり・・・最後も一緒にいてもらえて、心強かったです。
そして、リボンを心配してくれたり、涙してくれた皆様。本当にありがとうございました。