先週末にはクリスマスパーティーが終わり、いよいよあと2週間もすると2016年から2017年へとバトンが渡されます。そして隔年実施になった、オーストラリア・シドニー研修を2017年元旦から催行し、総勢7名の生徒さんが渡豪いたします。
よく「なぜシドニーなんですか?」という質問を頂くのですが、その答えはズバリ、私の「第2の故郷」だから。私の最初の海外がオーストラリアのシドニーでした。当時の私は、高卒で入社し、それは必死に働いてきたバスガイドを辞め、オーストラリアで生活することを決めました。英語はほとんど役に立たない程度のスキルしかなく、あるのは若さと勇気と好奇心だけ(笑)
お金はバスガイド時代に貯めた少しの蓄えのみ。今思えば、猪突猛進(ちなみに私、猪年)、思い立ったら吉日的な、元気で無謀な田舎娘だったなぁと…。
現地ではもちろん苦労の連続でしたが、それと同時にたくさんの人々に見守られ、助けられ、お世話になりながら、なんとか1年間生活することができました。特に、現地で某大手旅行会社の採用試験を受けた際には、バスガイドの経験だけを信じて、若干20歳、つわものの受験者の中では最年少の私を採用してくれた当時の諸先輩方がいました。今でも感謝してもしきれないくらいの気持ちが、あれから25年たった今でも、昨日のことのように溢れ出てきます。
日本でのバスガイドとしての経験がなければ、シドニーで食べていくことはできなかったかもしれないし、あの時の出会いがなければ、オーストラリアのあとニュージーランドから東京へと続く旅行業界でのご縁はなかったと思います。
そしてあの時の無謀な経験がなければ、英語を学ぼうと一念発起して、幼子がいるにも関わらず大学に社会人入学し、怒濤の教育実習や卒論執筆、そして卒業に至ることなど到底できなかったと思います。
さまざまな偶然と幸運とたくさんの方々からの愛情によって、度胸と根性を磨いてもらったことで、今北杜市で、たくさんの素敵な子どもたちに囲まれながら、この教室を運営することができている…。
だからこそ、私の原点であるシドニーに子どもたちを連れていき、彼らなりに何かを感じとり、考え、自分の夢を実現するために、少しでも役に立ててくれたら…。そんな願望と期待をもちながら、この研修を重ねています。
今年で4回目になるシドニー研修。毎回笑いあり、涙あり、ハプニングありの旅ですが、今回はどうなるのやら…(笑)
まもなくカウントダウンがはじまります!
シドニー研修まであとわずかな期間となりましたが、私の体験談等を交えながら、今年最後までブログを更新していきます。お楽しみに♪