クリスマスは子ども達にとっては特別な日ですが、大人たちにとっても、子ども達のとびきりの笑顔が見られる、一年でも一番大切な日のひとつ。これからも大切にお祝いしたいな・・・。
さて、シドニー研修の準備は毎日着々と進められています。今週末には参加する生徒さんが集まって、バスや飛行機内での座席決めや、現地での食事のメニュー、訪問する施設の学習などを行います。そんなわけで、私もアイテナリーを完成させるべく、毎日最終校正に取り組んでいるわけです。
この研修は思い起こせば2013年を皮切りにスタートし今年で4度目。そんなわけで、第1回の研修を回想してみたいと思います・・・。
第1回目の研修には中2と中1女子の計6名が参加。私は生徒さんを連れて行くのは初めてでしたので、今以上に綿密に計画を立て、現地ではいろんなものを見てこられるよう、そしてたくさんの思い出ができるよう、非常に充実した内容のアイテナリーを作りあげました。そして元旦、意気揚々と出発したのですが・・・。子どもたちは初めてのオーストラリアとあってに大興奮!山梨から成田までの車内、シドニーまでの機内ではほとんど寝ることなく話に花が咲いていましたので、現地に到着したとたん、みんなぐったり…(^^;
朝の空港のマックでのオーダーが彼らにとっては始めての実践英語。それから町に繰り出しましたが、あまりの寝不足で私も含め全員思考が停止状態…。ホテルに入って夕食を食べ、英語のレッスンを終えたころには、ホームシックで悲しくなる生徒さんもいたりして、泣きそうになりながらつぶやいた言葉が、
「日本に帰りたい・・・。」
えーーーーー!!!そんなぁーーーーー!
本当に、こんな気持ちでした。帰りたいなんて!来たばっかりなのに!と私はショック。でもその夜日程表を見直し、一日を回想すると、ちょっと欲張りすぎてたかも、と。ほとんど寝られない状態であることも、疲れがピークに達することも予想されたこと。子ども達にあれもこれも見せたい、と自分目線で物事を考えていた結果だなぁ、と反省。このときの反省は、その後のアイテナリーにしっかりと反映されています!
翌日、ぐっすり寝た生徒達は気持ちも新たに町に繰り出し、初めてみる景色と人と空気に触れながら、気がつけばみんな、
「楽しい!昨日はなんだったんだろう(笑)。シドニー、好きかも!」
といつもの笑顔が復活!その姿をみて、心から安堵したのを今でも鮮明に覚えています。それからあっというまに時が過ぎて、最後の英語レッスンで、子ども達の一人がポロポロと涙をこぼし、それを見たほかの生徒も、私も泣けてきて、なぜかみんなで泣いてしまいました。きっと楽しかった思い出と、日本へ帰るという安心感とが入り混じったような不思議な感情が湧いてきたんでしょうね・・・。
そんな子どもたちももう高校3年生と2年生。すっかり素敵なお姉さんになって、いよいよ新しい道に向かって歩み始めるときがやってきます。時々レッスンをしながら、シドニーの話が出るとみんな、
「シドニーは最高だったなぁ。またみんなで旅をしたいなぁ。」
といいます。私も同じ気持ちです。みんながもっと大きくなって、大人になり、私がもう少しおばさんになったら、またもう一度、一緒に旅ができたらいいね・・・♪