昨日、Facebookにて私の学連時代の話になり、色々と思い出しました…
私は、学生競技ダンス連盟(学連)の夏の全日本(当時3種目総合戦)、冬の全日本(1種目戦)の両方で優勝しました。
特に大学4年間の集大成となる冬の全日本戦は、ルンバの種目での優勝でした。
優勝者が最後に踊るオナー(honor)ダンス。
かかった曲は当時大ヒットした「美女と野獣」🌹
(音響担当の学生さんが私が優勝したらこの曲を、と決めて下さっていた様です)
曲のイントロが流れた時はとても感動し、気持ちを込めて踊りました🌸
オナーダンスでは、振付が終わった時点で曲もフェードアウトとなる事が多いです。
(競技会で踊る長さ1分半くらい)
この曲は4分あるので、普通はフェードアウトするのですが、私は曲の最後まで踊りきってしまったのでした❗️
そのわけを思い出すと…
…私は学生時代、元全日本チャンピオンの玉置朝啓先生・きよ子先生にご指導いただきました✨
玉置先生の振付は、45分のレッスン内で一曲分の振付+曲に合わせて踊る事を要求される、当時2年生で初心者の私とっては、あたふたするしかないほどのスピード展開‼️
もちろん踊れないので怒られます…😵💦
玉置先生は、踊りがうまくいかず見栄えが悪い部分を見つけると即座にアップデートします。
良い振付が新しく浮かぶと、すぐに追加されます。たとえ、それが試合の直前のレッスンであっても。
それをレッスン中に曲に合わせて仕上げる事を要求します💦
…キツイかどうかなどと考える間もなく、いつも緊張するレッスン😣
「なんで?なぜ?」と常に疑問を投げかける玉置先生。
それは、
理由を知りたいのでは無く、
出来るかどうかでも無い、
【やろうという気があるのか?】
という事なのです。
勝ちたかったらやるべきなのに、やらないのか?
玉置先生のなぜ?の答えは、即座に踊りで示さなくてはいけないのでした💦
この経験は、
プロになり海外に挑戦する様になった時、本当に役立ちました😄✨
コーチが要求する事を素早く察知し、取り組み、答えを出す。
短時間で振付を自分のモノに仕上げる。
ロンドンでのレッスンで「出来ない」という態度を取ろうとした時に海外のコーチから「あなた、やらないの?決勝に入る人はやるわよ。決勝に入りたく無いの?」と言われ、思い出した玉置先生の「なんで?」
…それと同じだった。
一見今どきでは無い、根性論に感じるかも知れないですが、
自分の中で【出来る・出来ない】では無く、【やるか・やらないか】という意識でいる事を身につけるきっかけになった指導でした。
チャンピオンの玉置先生は、常にその意識を持って厳しい世界を勝ち取ってきたのでしょう。
更に、きよ子先生の細やかなテクニックの指導と、玉置先生の要求するレベルへの理解が足りない部分は杉崎雅彦先生・加代子先生が親身になって学生にも分かりやすく教えて下さり、本当に恵まれた環境であったと思います🌸
2年生から教室に通い始め、3年間のうちにかなり鍛えられました😅
アップデートした振付、追加した振付はどんどん増えていきました。(玉置先生は新しい振付は最初の部分にどんどん追加するのです)
…4年生最後の全日本戦で優勝🏆✨
「美女と野獣」での、オナーダンス✨
曲が始まり、踊り進めて行くうちに競技会では殆ど使わなくなった初期の振付にまで到達。
練習さえも踊らない懐かしい振付は、しっかり体に刻み込まれていました😊
あぁ、こんな振付も出てきた、
懐かしい…🥰
自分の学生時代の思い出を掘り起こす様に、思いを込めて踊ったルンバ✨
そして、4分の曲はエンディングへ…✨
でも…
実は、まだ…
…振付が残ってたの
学生時代の思い出は
予想以上に深かった…✨✨
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