さよならFESTA

私のフィレンツェでの学校生活もあと３日で終わりです。
昼間、買い物に行ったメンバーで夜フェスタをやろう！と
私のフラットに集合しました。
私とマサで夕方、スーパーへ行き買い出し。
今日は鍋にしようと中に入れる食材を探します。
鶏肉、玉ねぎ、人参、シャコ、ムール貝、ニンニク・・・etc
とにかくたくさん買いました。もちろんワインもね。
今日は海鮮鍋なのでワインはシチリアの白ワインにしました。

調理はマサが担当、私は横で眺めながらお手伝い。
鶏肉は一度フライパンで火を通してから煮込むんだよとこだわりの鍋らしいです。
具材が多いので大きな寸胴鍋で煮込みます。


午後７時を過ぎてそろそろゆりえちゃんが来る時間です。
初めて彼女を我が家へ招待する時の様なワクワクドキドキな気分です

まもなくしてゆりえちゃんが到着、気分はクライマックスです。
彼女はご飯担当、お米を持って来てもらいご飯を鍋で炊いてもらいました。
鍋でも結構美味しく炊けるものです。

海鮮鍋の方はと言うとマサが突然
“ちょっとヤバイっすよ！すっげーうまいっす！！”
と叫びだしました。
どれどれと味見をしてみると鶏肉と海鮮の旨みが絶妙に解けあって
表現しがたい美味しさでした。
そしてやはり鍋にはポン酢！ポン酢は私が担当
しかしここはイタリア、市販のポン酢なんてありません。
酢はあるのでゆりえちゃんに持って来てもらった醤油と合わせて
水を入れ酢橘を絞って出来あがり。
たしか１：１：２だったよなあと昔、板前さんに教えてもらった
配合の記憶を頼りに作りました。
これもマサが味見“すっげー、ポン酢だあ！”と感激してもらいました。

鍋も完成！みな席に付きシャンパンで乾杯です。
学校での出来事、友達の事、将来の夢など話題は尽きません。
まもなくしてルカが帰ってきて合流、ふたたび乾杯です。

夜も更け２３時、もうゆりえちゃんは帰宅の時間です。
彼女をバス停まで送って行きました。
バスが来るまでの間、短かった学校での思い出話しに花が咲きます。
バスに乗り込み手を振る彼女にバスが見えなくなるまで私も手を振り続けました。

青春ドラマの余韻を楽しみながらフラットに帰宅
再びＦＥＳＴＡの開始です。
ルカ、マサ、私の年齢も国籍も違う何とも妙な仲間での楽しい夜は更けて行きました