びわ湖ホールプロデュースオペラではなんと😆
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世界の至宝と讃えられる
🇩🇪ドイツを誇るハープメーカー
ホルンガッハーさんのペダルハープ
銘器がステージに2台並びます!
(この2台が並ぶのは本国🇩🇪ドイツでもバイロイトの他、ベルリンや大都市劇場以外はかなり珍しい✨)
右は
(京響所有)オーケストラモデル。
パワフルな音量から繊細な表情まで音色のパレット🎨が豊かな上、22.5カラットのゴールドが施されヴィジュアルも重視された美しい楽器✨
左は
(衣里個人所有) ワーグナー考案のベックメッサーハープ
(開発に情熱を注がれた先代のオーバマイヤーさん時代からの伝統を継承するホルンガッハーさんの楽器)
(ベックメッサーハープとは...
ワーグナーがマイスタージンガーに登場する人物、ベックメッサーがリュートを爪弾きながら歌うシーンのためだけに開発された楽器なのでベックメッサーハープと名付けられたペダルハープ。)
ホルンガッハーさんのサイトはこちら💁♀️
びわ湖オペラでも沼尻さんとタンホイザーなどワーグナーを演奏する機会が多かったのでいつかしてくれるかな?とずっと期待していただけに今回の上演が本当に楽しみでワクワクが止まりません!
受注生産のため公演に向けて2020年に注文。
待つこと1年、2021年の11月に手元に届きました。
生産台数11台目✨
(珍しく同時に3台作られた三つ子ちゃん)
世界に13台しか無いレアな楽器。アジア方面からの注文や個人所有は初めてとのこと。
ホルンガッハーさんもとても喜んでくださいました。
ドイツのオーケストラ教本でも「ベックメッサーハープが無い場合は代用としてグランドハープの弦の間に紙を挟んでそれっぽい音を出す」というアドバイスが書き添えられているほど珍しい楽器。
なぜ個人購入したの?というご質問をよくいただくのですが、CDやDVDでしか知らなかった ベックメッサーハープの音色を実際ベルリンの劇場で生で聴いた時の衝撃と言ったら...
想像を遥かに凌ぐポンコツサウンド😆
「絶対弾きたい!」「この楽器欲しい!」とすっかり虜になってしまいました。
何かと削減の現在、たったひとつのお仕事のために高価な楽器を京響やホールが買ってくれるとも思えないし、レンタルするにも日本には存在しない。仮にレンタルや一時的に弾くことができても自分の自由に出来ない(弾きたい時に弾くことが出来ない)ので思い切って個人的に購入しました。
ハープは妖精や幻想的なシーンで使われることが多いので笑いを取るのはなかなか難しい楽器🤔リハーサルでも弾くたびその不思議な音色に...京響メンバーが笑ってくれるのでハープ奏者冥利につきます
😆😆😆
色々調べたのですが、ベックメッサーハープのためのソロ作品は存在せず マイスタージンガーのオマージュとして引用された短いオペラが1つあるくらい。
「パンがなければお菓子を食べれば?」
無いものは無いので、知り合いの作曲家さんに頼んで ベックメッサーハープのための作品を書いていただき
2021年12月 木下正道さんの「無名の歌」
2022年7月 辺見康孝さんの「春の女神」
2023年1月 酒井健治さんの「チャーム」
現時点で委嘱作品上記3作品を世界初演致しました。
少しずつレパートリーを増やすべく、今も書いてもらっているところです💕
沼尻さんのとっても丁寧&いちいち面白いオーケストラリハーサルを終えて✨いよいよ本日ホール入り!
ベックメッサー役の黒田博さんの歌声と演技が楽しみです💕
公演の詳細はこちら💁♀️
皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。