満開の桜の前で演奏しているのは日本唯一のハープメーカー、青山ハープさんの小型のサウルハープという楽器です。
昨年は六子ちゃんのライブでもよく演奏しました。
このサウルハープ、通常のグランドハープが47本の弦が張られているのに対し、たった25本の弦で重さも5kgほど、小さくて可愛らしいので一見簡単そうに見えますが…
実は意外にも忙しい楽器です！
グランドハープは7本のペダルを足で操作しますが、サウルハープにはペダルがないかわりに手元にレバーがついています。
足でペダルを操作するのも難しいのですが、サウルハープの場合はシャープやフラットなどの臨時記号が出てくるたびに左手でレバーを上げ下げしないといけないため左手がかなり忙しくなります。
ペダルの場合は、ドのペダルをシャープの位置に踏み込むと全てのドの音がシャープになりますが、サウルは一本の弦に対してひとつのレバー、つまり25のレバーがついているため曲中で転調すると結構な数のレバーを操作することになります。
写真はハ長調の状態です。ドが赤、ファがで、全てのレバーを下げた開放弦の状態は変ホ長調の楽器なので、ミとラとシのレバーをあげるとハ長調になります。
持ち運びも簡単で、お値段もグランドハープの1/10以下なので、趣味でされる方にはおすすめの楽器ですが、ステージで映えるアレンジをするには制約も多く一苦労！
来月には名古屋でファルファーレのサウルハープデュオのコンサートがあるため、今は新しいレパートリーのアレンジに追われています。
お正月期間に衣里が一曲仕上げてくれたので、私もがんばってアレンジしたいと思います！
