12年前の2000年夏、私はフランス・ニースでのマスタークラスに衣里と二人で参加していました。
当時まだハーピストではなかった私は、クリスティアン・イヴァルディのピアノのマスタークラスで、衣里はマリエルノールマンのハープのマスタークラスでそれぞれレッスンを受けていました。
空き時間に衣里のレッスンを聴きに行った時に、他に参加している受講生と話す機会があり何人かと挨拶や自己紹介しました。
世界中から集まった沢山の受講生の中で、南アフリカ出身という人がいました。
当時私は無知で、南アフリカと聞いてライオンなどの動物や大草原しか想像できず、真っ白な肌をしてハープを演奏する人が南アフリカにいるんだなと驚きました。
他の受講生は全く印象に残っていませんが、その南アフリカのハーピストさんは名前までは覚えていなかったものの、顔立ちだけはずっと記憶に残っていて、南アフリカツアーが決まった時から彼女のことを時々考えていました。
南アフリカと言っても広い国でハーピストも日本ほどではないにしろ何人もいるはずですが、もしかしたら彼女に会えるかも…と思いながらとうとうツアー最終日。
楽器のチューニングをしている時にひとりの女性がホールへ…
後ろ姿であの時の彼女だ!
と、すぐわかりました*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
とはいえ、人違いかも知れないし、私はピアノの受講生だったので彼女は覚えていないはず。
ひとまず自己紹介しようと近づいてみると、彼女が着ているのは蝶々のブラウス、そして蝶々のネックレスをつけて、蝶々の髪飾り…
確信してニースのことを聞いてみると間違いなく、あの時の彼女でした。
実はステレンボッシュ大学でハープを教えているIngeこそ私が12年前にフランスで会った南アフリカのハーピストでした*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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運命って本当に不思議!
その時の私はまさか自分がハーピストとして南アフリカ公演をすることなんて夢にも思いませんでしたが、沢山の受講生の中で彼女だけを覚えていたというのは運命的なものを感じます!
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12年前ぶりの再会で一気に距離が縮まりすっかり打ち解け、ランチしながらいろんなことをおしゃべりしました。
最後のコンサートがうまくいったのは彼女に会えて幸せな気持ちになれたからだと思います☆彡
ファルファーレのCDをプレゼントしたら今度は衣里も一緒に来てねと言ってくれました。
また彼女に会える日をとても楽しみにしています♪───O(≧∇≦)O────♪
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