ビー・エム・ダブリュー株式会社(BMW Japan Corp. )が誕生してから40年。日本国内でのBMWジャパンとしての歴史をはじめ、BMWブランドにおけるコンセプトやセーフティ、パフォーマンスモデル「M」等について紹介されたパンフレットが-。
「世界は たいせつなもので あふれている。 BMW Japan 40th Anniversary」パンフレット
>>2021年6月21日現在版
ビー・エム・ダブリュー株式会社(BMW Japan Corp. )は、1981年10月1日(ちなみに、本社設立は9月22日です)、欧州の自動車メーカーとして初めて、100%出資子会社(全額出資子会社)の日本法人を設立したところからスタートします(当時の正規輸入代理店のバルコムトレーディングを買収)。日本市場において、当時では珍しい専売店舗(BMW専売店)の展開や、輸入車初の認定中古車制度の導入等、現在では当たり前となった販売手法を構築したのも、実はBMW Japanが行ってきたことなのです。
ちなみに、正規ディーラーはBMW AG 100%出資子会社の「ビー・エム・ダブリュー東京株式会社(BMW Tokyo Corp.)」を除いて、企業名に「BMW」及び「ビー・エム・ダブリュー」という名称が使用できないことになっています。意外と知られていないのではないでしょうか?また、店舗名は「企業名+BMW」や「都道府県名+BMW」が主で、先頭にBMWが付く店舗は、BMWジャパン100%出資販売子会社という違いがあります(かつてあった100%出資子会社のBMW OSAKAは、双日(株)に譲渡された際にOSAKA BMWに変更されています)。
BMWジャパンはこれまでに、1984年に業界初の総合パーツセンターの開設、1989年には欧州以外では初のBMWドライバートレーニングの開校、そして、1991年には輸入車メーカーで初の本社自社ビルを建設(千葉県千葉市)したのも注目なところ。このほか、2001年には、環境に配慮した水性塗料を日本で初めて導入しています-。
カスタマーサポートも充実化が図られてきたのもBMWジャパンの功績によるもので、1992年には、緊急時のエマージェンシーサービスが業界初の「全国対応」かつ「24時間対応」を実現し、2013年には、輸入車初の総合テレマティクスサービスが開始となります。こう振り返ると、BMWのイメージが変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか?運転が楽しい車の提供だけではないんです-。
日本市場におけるBMWのスローガン「駆けぬける歓び」についても触れておきますが、1964年にBMW 1800のCMの終わりにフレーズとして起用されていた「Aus Freude am Fahren(駆けぬける歓びのために)」からスタートしていまして、1965年に正式にBMWのスローガンとなります。また、「Sheer Driving Pleasure(駆けぬける歓び)」は、1930年代に「pleasure(歓び)」という言葉が初めてBMWの宣伝広告に登場した言葉で、長い歴史を経て今日の「Sheer Driving Pleasure(駆けぬける歓び)」に。