今回は、NISMO専用チューニングが施された新型フェアレディZ NISMO。空力性能を向上させるNISMO専用開発のエクステリアパーツをはじめ、出力が向上したパワートレイン、走りを楽しむための専用インテリアが採用ー。
日産・新型フェアレディZ NISMO(9M-ATx)
>>ボディカラー:ブリリアントホワイトパール(3P)/スーパーブラック 2トーン〈特別塗装色〉
フロントデザインは、ダウンフォースを高める新形状のNISMO専用フロントバンパーが採用!通常モデルとは異なるNISMOならではのワイド&ローな表情となるのが特徴です。また、スポイラー形状に配されたNISMO専用のレッドアクセントやグリル内に備わるNISMOエンブレムにも注目です!
フロントバンパー中央に備わるフロントグリルは、通風抵抗の少ないハニカムデザインが採用されていまして、車両内側に向かって段階的に窪む形状で、風をすくい取る形状のエアガイドスロープと相まって、冷却効率が最大化されています。通常モデルよりも横方向に広く設定された開口デザインもポイントですー。
注目のNISMO専用フロントバンパーは、スポイラー状のバンパー下部の造形と、アンダーフロア前方に取り付けられたフロントリップスポイラーで気流を2段階に剥離させ、アンダーカバーで受ける負圧を最大化しダウンフォースをより発生させます。ナンバープレート取付用ベースも新設されていまして、ナンバープレート部が下側へ向くように配置(空力性能向上)。
フロントバンパーのコーナー部分には、バンパー一体型の「カナード」も備わり、フロントホイールハウス周辺の圧力を下げる効果により、専用バンパー形状と相まってダウンフォースを増大化!さらに、フェンダープロテクターやブレーキエアガイドにより、ブレーキ冷却風の制御が向上しまして冷却性能が高められているのもポイントですー。
サイドでは、NISMO専用のレッドアクセントが加わる「ドアミラー(NISMO専用カラー)」が備わり、サイドシルもNISMO専用デザインとなっていまして、フロントバンパー同様にブラックとレッドのアクセントカラーで仕立てられています(後方部はリヤホイール側への空力を考慮した形状に)。
足元には、グロスブラック塗装が施された「NISMO専用レイズ製19インチ鍛造アルミホイール」が装着されています。こちらは、9スポークデザインとなっていまして、剛性と軽量化を両立!通常モデルに装着されているホイールと比べてリム幅が広がっていますが、通常のものよりも軽量化を実現しているのが特徴ー。フェンダーモール(ボディ同色)も追加!
【フロント】<ホイール>19×10J、インセット33、P.C.D:114.3(5穴) <タイヤ>255/40R19 100Y XL【リヤ】<ホイール>19×10.5J、インセット23、P.C.D:114.3(5穴)<タイヤ>285/35R19 103Y XL ※展示車両には「ダンロップ SP SPORT MAXX GT600」が装着。
ボディカラーは、NISMO専用色の「NISMOステルスグレー/スーパーブラック 2トーン〈特別塗装色〉」をはじめ、5色設定されています。ちなみに、ミッドナイトブラックを除いて、全て2トーン仕様の設定となります。
リヤバンパーもNISMO専用デザインとなっていまして、バンパーコーナー部の張り出し等が最適化された専用形状で、車両背面への気流の巻き込みが抑制されます。通常モデルよりもリヤバンパーのグロスブラック部の面積が拡大されるほか、車両後方への張り出しが増していますので、さらにワイドで力強さのある印象にー。
また、最新のNISMOモデルに準じ、リヤバンパー中央にはNISMOエンブレムが装着され、ナンバープレート下部にはNISMO専用の「LEDリヤフォグランプ」が備わります。ちなみに、エキゾーストエンドパイプは通常モデルと共通となっています。
「NISMO専用リヤスポイラー」も今回採用となりまして、通常モデルよりも大型化され、リヤフェンダーまで覆う形状となります。より横方向に広がり、バックドアパネル側がより立ち上がった形状となったことで、バックドア上面の圧力が高められました(取付位置も最適化)。→通常モデル同様に右側に車名エンブレムが装着。
←NISMO専用チューニング@VR30DDTT
パワートレインは、3.0L V6 ツインターボエンジン(VR30DDTT)をベースに、NISMO専用エンジンチューニングが施されています。ターボのブーストアップと、電動ウエストゲートバルブの制御が変更となり、GT-R NISMOで採用された気筒別点火時期制御も今回採用されます。最高出力は298kW(405PS)→309kW(420PS)に、最大トルクは475N・m(48.4kgf・m) →520N・m(53.0kgf・m)に向上!
水冷式インタークーラーのサブラジエーターが強化されているほか、高剛性エンジンマウントも採用されていますのでこちらも要チェックです!ドライブモードには、NISMO専用モードとして「SPORT+」が設定されまして、専用のバルブタイミングとスロットル制御、及びトランスミッション制御が実行されます。そして、アンダーステアを抑制する新開発の「トラクションモード」も導入されていますー。→NISMO専用ローンチコントロール採用。
「9M-ATx」にもNISMO専用チューニングを施され、クラッチプレートの枚数が追加、熱容量に対応(耐久性向上)。シフトレスポンスを高めるためにクラッチストロークも短縮されています。パワートレインの出力・トルク向上に伴い、ボディの剛性強化が図られています。フロントには「NISMO専用フロントクロスバー」、リヤには「NISMO専用ラゲッジアンダーブレース」と「NISMO専用リヤアンダーフロアVバー」が追加され、ねじれ剛性が高められています。
足周りも専用チューニングが施されていまして、フロントにはNISMO専用のステアリングラックインシュレータ、フロント/リヤともにNISMO専用の高剛性サスペンションブッシュが採用されています。NISMO専用ダンパー(口径拡大!)、専用スプリング、専用スタビライザーが備わり、リヤのダンパーにはリバウンドスプリングも採用に。さらに、「NISMO専用4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ(フロント4ポッド、リヤ2ポッド)」も装備されています。
インテリアは、シンプルなブラック内装をベースに、アルカンターラ素材やレッドアクセント等を用いて、スポーツ走行に最適化された仕様に!ステアリングホイールには、NISMO専用にレッドセンターマークが配され、グリップ性能を高めるアルカンターラ素材が採用された「NISMO専用本革・アルカンターラ巻ステアリング(レッドセンターマーク、レッドステッチ付)」が装備。
メーターパネルもNISMO専用にアニメーションが演出される「NISMO専用アドバンスドドライブアシストディスプレイ(12.3インチカラーディスプレイ)」が採用されているのもポイントです。今回、専用のレッド色が配された「NISMO専用プッシュエンジンスターター」と「NISMO専用ドライブモードセレクター」も備わっています。
NISMOにはリヤフォグランプが備わるため、ライトスイッチにはリヤフォグランプ用スイッチ付に変更されています。このほか、NISMO専用チューニングの「NISMO専用チューニングRECARO製スポーツシート」が装着されていますので要チェックです!ブラックのパーフォレーション付きアルカンターラとレザー素材が組み合わされ、ノンスリップ機能を高めています。
こちらのRECARO製スポーツシートは、スライド機構、リクライニング機構が備わりまして、いずれもマニュアル操作となります。ちなみに、運転席側のみ「シートリフター」と「サイサポート」が装備されますので座面横には調整用ダイヤルが2個備わります(シートヒーターは非設定)。→ドアトリムもアルカンターラが採用。