セレヤの山の下で

静岡県内の小さな旅、植物などを紹介しています。

エチゼンクラゲ

2009年11月19日 | 地球のこと
地球温暖化の影響なのでしょうか?

最近は毎年エチゼンクラゲの大量発生のニュースを目にすることが多くなりました。
エチゼンクラゲは日本海側で多く見られ、被害も日本海側に限られていましたが、
今年はどうも様子が違うようです。

太平洋側でも大量に確認されています。
しかも、傘の直径が2メートル近くにも達する大型のものが。
目撃された海域も、東北、関東、そして、伊豆半島にも達しています。
そればかりではなく、北海道の北側でも発見されているそうです。



エチゼンクラゲはビゼンクラゲ科エチゼンクラゲ属のクラゲで、プランクトンをエサにしています。
大きさは、本来40センチから100センチ程度なのですが、今年はそれより大きな個体が多数発見されています。
触手の長さは5メートル近くにも達する個体もあるようです。
この触覚には毒のあるトゲがあり、刺されると人間でもかなりの痛みと皮膚の変化がみられます。

中国の黄海で発生し、海流に乗って日本海沿岸に姿を現します。
海温が15度を下回ると死んでしまうため、いままでは津軽海峡にまで達することはありませんでした。
ところが、今年は津軽海峡付近の海温は18度あるのだそうです。

巨大化しているのも、海温が高いため、エサとなるプランクトンが豊富にあり、
天敵の魚が人間の乱獲によって、減少しているのも原因のひとつではないか、
と考えられるそうです。

エチゼンクラゲは、海から人類への警告かもしれませんね。


※写真は写真素材 [フォトライブラリー]のフリー素材を使用させていただきました。


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