田畑の楽校(はたけのがっこう)日記

「田畑の楽校」の活動をお知らせするブログです!
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熊野の棚田 田畑の楽校2012D(11/23~25)

2012-12-05 | 熊野の棚田
1日目。
棚田での作業は、次の田植えの準備の一つ
「ワラ撒き」をお手伝いさせていただきました。

その名の通り、細かく切った稲刈り後のワラを、ひたすら田んぼに撒いていくという・・・
米づくり作業の中でも、1・2を争う地道な作業ではないでしょうか


段差のある棚田では、1枚1枚に撒くのは想像以上に大変!
運ぶのも一苦労です。


撒いた後は、日が経たないうちに土を起こして混ぜるそうです。
ワラそのものに栄養分がたくさんというわけではないようですが、
土づくりの一つとして行なう作業。
食べられない部分を無駄なく利用し、一粒でも多く、という先人の工夫に感嘆


地味かつ大変な作業ですが、
田植えや稲刈り体験のイベントはあっても、
ワラ撒き体験て聞かないな、とふと思ったりもして。イベントとしては貴重?

筋肉痛を心配しつつ、就寝


2日目。
明日のしめ縄づくりイベントの準備をお手伝い。
余分なゴミを取り除いたり、ワラを使いやすい状態に整えていきます。


日中は、ぽかぽか陽気で思わずワラ束を枕に昼寝したくなるほどでした。
(うっかり寝てません・・・たぶん。)


ワラを綯(な)いやすくするため、濡らして叩きます。


しめ縄の飾りに使う“三つ編み”を編んでいます。

夜は、恒例の地元の方を交えた懇親会

背後には、「宿題」として持ち帰ったワラが(笑)←シャレではないです。
懇親会の後、ワラ編みにハマってしまった参加者お二人は、
寝る間も惜しんで編み続けました。ワラの魅力おそるべし。


ここで突然クイズ
地元の方の差入れ。さて一体なんでしょう!
皆さん、通称「おばけ」と呼んでいました。答えはブログの最後で~


3日目。
棚田へ向かう途中、懇親会で話題にあがった、
色川にある立派な石垣へ案内してもらいました。


見事な石積み
興奮おさまらぬ、石垣好きの参加者Tさん。

色川の棚田やその他の石積みは、「野面積み」です。
自然石を加工せずにそのまま積み上げるのは、素人ではなかなか難しい業。
悲しいことに、色川ではもう教えられる方がいないのだとか。
崩れた石積みを出来るだけ補修して、残していきたい風景です。

そして、
いよいよしめ縄づくり。
地元の方を先生に、手取り足取り教わりますが、難しい~


さすがベテランの業は違います!早くて美しい


隣では「わら草履」づくり体験も。
小さい足で一生懸命な子どもがかわいかった
(でもこの直後「もうつかれたー」って投げ出す。笑)


並行して行なわれた餅つき。
なんと、棚田で今年とれた餅米です!


つきたてのお餅の美味しいことったらありません
いそべ、おろしポン酢、きなこ、あんこの4種類。
どれも美味しかった
(写真とるの忘れて平らげたくらい・・)




こうして、今年度の田畑の楽校も無事終了。
ご参加いただいた皆様、お世話になった色川の皆様、
本当にありがとうございました!

2013年度も開催予定ですので、宜しくお願いいたします!
※日程が決まり次第、イベント情報ページでお知らせします。


田畑の楽校と並行して、棚田のそばに休憩ハウスを作る計画が進行中です。
手作りできる部分はボランティアでやっていく予定ですので
家(小屋?)作りに興味のある方・ノウハウお持ちの方がいましたら
お気軽にお問合せください


ではでは、最後にクイズの答え

あれは、
クジラの皮!でした~
味というか、食感が不思議でしたね。


さぁて。お餅4個ぶん運動しなくては。

(とく)








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