傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

対自転車左折事故(蕨)

2015年03月05日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1669号 

鈴木 三郎(74)

無免許過失運転致傷、道路交通法違反

【概要】
平成26年8月7日昼頃、近所へ弁当を買いに出掛けた社長は免許証取り消し中*でした。
左折時に自転車と接触事故(左折巻き込み)を起こして、慌てて帰ってきました。

*平成25年10月に赤信号を看過して横断歩行者と接触事故を起こしています。(罰金70万円)
併せて、平成26年4月に運転免許取り消し処分を受け、その欠格期間中の本件事故です。
前刑の事故態様と併せ考えると、被告人の運転自体に問題が有ると思わざるを得ません。
被告人は目がよく見えないと弁解します。(ならば、充分減速してよく見ましょう)

【事故態様】
左折しようとした被告人が被害者(17)自転車を巻き込んだ事故です。

(充分な)救護措置を取らずに帰宅します。

自転車に乗り換え事故現場に戻り、被害者に20万円で事故のもみ消しを持ちかけます。

被害者に拒まれた為、再び自宅へ戻った被告人は長男に事故のもみ消しを依頼しました。

【弁解】
暑かったので(普段は自転車で行くのですが)無免許運転しました。
手足のしびれが有ったので、近くに弁当を買いに行きました。
イケナイと思いながらも無免許運転をしてしまった。
被害者を助け起こしたので救護したと思っている。(と、打ち合わせ外の主張を始めた為に、弁護人が困惑しています。また、弁護人との打ち合わせが充分でない印象を受けます)
携帯電話を持っていなかったので電話を取りに自宅へ戻った。
医者を連れてくるつもりだった。
自宅へ戻ったら「悪い考え」(もみ消し)を起こしてしまった。

その後、物損、人損の被害弁償はされて示談は成立しています。
事故は身体機能の衰えも有って、止むを得ない事とも思えますが、無免許、とひき逃げは明らかな犯意を持った犯罪行為です。いい大人のする言い訳では無いですね、奥さんは恥ずかしそうに終始うつむいています。

いすの座面に浅く、背もたれに身を預けて座っています、先の奥さんと対照的な、反省の意を感じない座り方です。また、証言台の椅子の座面を回転方向に小刻みにゆすっていて、落ち着きの無い子供の様な仕草です。

【求刑】
懲役1年

【判決】
3月11日

こんな社長は嫌だなぁ。



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