傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

危険ドラッグ製造 営業担当 松岡渉(求刑、蕨)

2015年03月02日 | 刑事事件
平成26年(わ)第1345号  

松岡 渉  

薬事法違反

【求刑】
懲役2年、罰金150万円

蕨市内の民家で、危険ドラッグを製造していた犯行組織、その販売担当者です。
規制成分を含有し、大麻様の効能が認められ植物片や、後に規制される成分を含有し、覚せい剤、コカイン様の効能を示す粉末等を販売目的で、製造貯蔵したとされています。
上記効能は、製造担当者で有った佐藤英和が実際に使用した感想を情報共有しいましたので、犯行組織内において共通の認識で有ったと考えられます。

かなりのハードワークにも関わらず、月給20万円と言うのは、にわかに信じられません。
犯行組織のトップであった、共犯者山口は家賃43万円のマンションに居住して居たと言いますし、他方松岡は社会保険にも加入出来ていなかった様ですので、その状況で組織を脱退しなかった理由はなんだったのでしょう。

主犯の山口、検察の把握している証拠物の中に、蕨の製造拠点内で製造された薬物の中に明らかに山口の関与が認められないものが含まれていたと言います。それらを、被告人と共犯の佐藤、藤村の三人で別途販売していた可能性も指摘されています。ですから、必ずしも月給が20万円だけだった訳でもない様です。

被告人は犯行組織の関連会社であったラルゴの名義上の代表取締役でしたが、同社内では会長である山口の秘書と認識され、何ら決定権を持たなかっただけでなく、同社で催行された花見の際に「場所取り」をさせられる等、役職に相応の扱いを受けて居なかった様です。

【判決】
3月12日

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