傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

圏央道危険運転松坂に求刑

2017年11月26日 | 刑事事件
平成28年(わ)887号

松坂 悠太(21)

危険運転死致傷 、道路交通法違反

【概要】
友人と古河市のキャバクラで飲酒した後に友人の(父親名義)車を運転して、圏央道を帰宅中に2台のバイクに背後から制限速度を大幅に超えるスピードで追突事故(被害者一名死亡、一名重症の事態)を起こしをながら、現場から逃走した犯行当時20歳の塗装工

証人尋問での雇用主であるスズキ建装社長
の証言によれば、仕事振りは真面目で、オヤジ狩りで逮捕拘留されていた期間を除いて無遅刻無欠勤で勤務態度は良好、 取引先、施主などの周囲から将来を嘱望されていたと証言します
という事は、少年時代は深夜に強盗を働いた翌日も、何食わぬ顔で勤務していたという事にもなりそうです、つまり、昼間は塗装工、夜は強盗とダブルワークに励んでいた勤労少年だったという事です
しかし社会復帰後は先述の社長が、再雇用を約束していますから、安心して何年でもお務めが出来ますね

また、被告人松坂は複数の交通違反によって、二度の運転免許停止処分を受けています
今回の事故によって運転免許の取消、そして長期欠格の行政処分になると思われますが、服役中にも欠格期間はカウントされるのでしょうか
母親は被告人が度々、飲酒運転で帰宅したことに気付きながらも口頭注意にとどめたとも言います
そもそも、被告人には規範意識のカケラも無かった事が分かりますが、被告人を放し飼いにした結果、一家揃って人殺しの家族です

【 被害者遺族の意見 】
被害者遺族の独自調査によれば、先のスズキ建装社長の証言とは正反対の評価を被告人の周囲で耳にしたとも言います
ただし、公平を期すなら遺族の感情を少々割り引いて考える必要もありそうです(個人的には、遺族の調査結果がより真実に近い気がします)

【求刑】
懲役12年
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