傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

高齢女性の自転車が転倒

2016年08月26日 | 刑事事件
平成27年(わ)第1794号

武井 與惣市

自動車運転過失傷害

【概要】
差し戻し審の様です。(要確認)

交差する道路に進入する際に交差道路を左側から進行してきた高齢女性の自転車を転倒させて負傷させたのが本件事故の概要の様です。
道路の右側を通行している被害者にも一定の落ち度は有りますが、交通安全の意識が低い人やトライアスロン選手には日常的な事です。(と日本大学出身の某選手自身が民事裁判中に主張していました)

弁論では被告人が被害者を視認して危険を判断するに要する時間等を根拠に挙げ、高齢の被告人には事故回避が困難だったとの論旨の様ですが、判断能力や反応速度の低下を事故の原因だと主張するのなら、被告人は運転免許証を即座に返納すべきですね。

「交差点には、俺の方が先に入っていた」的な発言もしていますし、道路交通法の理解度も低い様です。

被告人は全力で不服オーラを放っています。
実際に、最終意見陳述では「(自分は)無罪確定だと思います」、「有罪は間違っていると思う」と被告人は判事の制止を聞かずに述べていますが、交差する優先道路を右側からであれ、左側からであれ、進行する歩行者等(自転車を含む)を認めたなら、即座に停止すべきだと思うぞ。

【求刑】
罰金50万円

では、何故女性の自転車は転倒したのでしょうか。被告人は全く関与していないと言えるのでしょうか。


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